だっしめんは理解したようです。
「お、おい…」
誰かの声が聞こえた…気がしたけど気のせいかもしれないし無視しよう。知らない人に話しかけるなって言うしね!
「でさぁ、これからどうすればいいわけ?」
「うーん…あ、じゃあさ、ー
「お、おいっ!!」
今度もやっぱり無視…しようと思ったけど
流石に可哀想なんでやめといてやろう。
「何?」
「ひっ、」
「ちょっとだっしめん、ガン飛ばすなw」
「あ、ごめん、ゆうw
で、どうしたの?」
今度は最大限の笑顔で聞いた。
するとその少年は
「おいお前ら!よく聞け!
俺の名前はタク!
お前らは俺様が呼んだんだ!」
「ぉ''おん?」
「ちょ、ちょっとゆき⁈」
んだよこのクソ餓鬼は!
落ち着きました。
いや、何もしてないよ?うん。
一発だけだっしめんパンチしただけだし。
「ただしだっしめんのような
柔らかさは持っていない模様w」
誰だそんなことを言う奴は。
さらか。さらなのか。
「で、私たちを呼んだってどういうこと?」
「あ、いや、えとー、そのー、」
「は や く 言 お う か ?」
「いや、なんか、この前俺ん所に自分を神様って言ってるおっさんが来て、こう言う魔法を使ってくれって言われたんだよ。」
ここで私たちの心は一つになっただろう。
なんだそのクソ怪しいおっさんは、と。
ってか、え、
「ま、魔法⁈」
「え、うん。」
「使えんの?」
「勿論だけど…?」
「え、え、えぇぇぇっ⁈」
どうやら私たちは異世界に来てしまったようです。