表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生黙示録  作者: 水色つばさ
1章  転生と出会い
1/63

とある少女の独白

 また……。また人を殺してしまった。

  傍らに倒れている男が今回のターゲットだ。

  何故……何故、人を殺し続けているのだろう? 何故人殺しの一家に生まれてしまったのだろう。

  私はただ――普通に暮らしたかった。

  何もない平凡な日々を過ごしたかった。

  なんでなんでなんでなんでなんで!!

  唇を強く噛む。

  誰かが上がってくる気配を感じる。

  あぁ……そういえば、家政婦がまだ残っていたっけ? 

  この家に住む人は皆殺しにせよ。それが私に課せられた依頼の内容。

  ならば、その任務に従うのみ。

  また、この手を汚さないといけない。ごめんねお母さん。

  首に付けているペンダントを強く握る。お母さんから貰ったペンダント。持っていれば幸福になるという。しかし、いまだにそれを実感はできない。

  だけど、もし本当に幸福が訪れるなら、幸福はたった一つだけ。

  誰か私を――殺して。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ