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キャラメイク!

 ソードワールド2.0とは――

三本の魔剣がりし世界、【ラクシア】を舞台に、剣を、銃を、魔法を駆使して様々な困難に立ち向かうTRPGです。TRPGなんぞや? という方。リプレイと言う形態なんぞや? という方。私の拙い説明を聞くより、グループSNEさん制作、富士見書房ドラゴンブックさんから、ルールブック、リプレイ集その他が発売中です。興味があればぜひお手に取りください、素敵な世界があなたを待っています。もしくはこのリプレイを読んで、興味持って頂けたら……なんて、いってみたりして。

今回、ご縁がありまして幾人かのプレイヤーとのリプレイを上げていこうと思います。楽しんでいただけたら幸いです。

TRPG重経験者様、SW2.0重度プレイヤー様方いらっしゃりましたらルール等の指摘など、じゃんじゃんください。GMも、プレイヤーもSW2.0はおろかTRPGプレイ自体全員が初体験ですから!

 それでは、魔剣導く英雄譚~ソード・ザ・サーガ~お付き合い下さい。


GM:はいそれではソードワールド2.0のセッション開始しましょう、よろしくお願いします。

一同:お願いしまーす。

プレイヤーA:GM、月並みなセリフで悪いんだけど、俺あんまりこのゲーム? TRPG自体あんまり知らないんだけど大丈夫? 前々から興味はあったんだけど、なかなか触れる機会がなくて。

GM:やっていけば覚えれることでしょう、ぶっちゃけ、私も初心者ですから(笑)

プレイヤーA:そうすか(笑)

プレイヤーB:で、まずは何をすれば?

GM:まずはキャラメイクなんだけど、あれ? これセッションじゃないね(笑)

プレイヤーC:固いこと言いなさんな。ともかく始めようぜ!

プレイヤーA:猪みたいなやつだ(笑)


 とにかく、プレイヤー三人集まってキャラメイクを始めました。ソードワールド2.0については別項で説明しますが、プレイヤー達はあーでもないこーでもないと、談義しながら楽しげにキャラを作ります。ぶっちゃけ、この時間が一番楽しい人も多いでしょうね(笑)

 そして、待つこと一時間。


一同:出来た!

GM:お疲れ様。では紹介してもらいましょう。

プレイヤーA:ok! まず自分から行きます。俺の名はスナイフ・リッパー。シャドウだ。

GM:傭兵、斥候が得意な、マジシャンキラーですね。

プレイヤーA改めスナイフ:うむ。技能はフェンサー2、スカウト2で始めた。

プレイヤーB:完全なローグだな。

スナイフ:盗賊言うな! 戦闘特技は両手利きを取得、ナイフを2本装備してバシバシ切り刻みたい!

GM:な、なるほど(こえーな)外見とかは決まってる? 

スナイフ:もちろん。肌は浅黒く、髪は銀髪。目は金色。背は高めに181、体重は65。痩身ですな。だが鍛え抜かれた筋肉には無駄がない!

プレイヤーC:どれどれ。……って筋力11しかないじゃん! 鍛え抜かれてないよ!

スナイフ:見ちゃダメー!

GM:(なんだそれ)経歴とかも振りましたよね?

スナイフ:一般技能もな。俺が成人になる前、街でオヤジの【武器職人】の仕事を手伝いながら傭兵として生きていけるようしごかれていたんだが、ある仕事を境に、オヤジとオフクロが忽然と姿を消してしまってな。

 その仕事が妙なものだったらしく、俺にまで【濡れ衣を着せてきて】な。その前後だったかに、【奇妙な予言をされていて】俺は単身オヤジとオフクロ、ひいては自分の濡れ衣を晴らすために、旅に出た訳だな。

GM:なるほど。何げに主人公っぽい設定ですね。

スナイフ:偶然だけどな。あと、【役に立たない特技がある】がでたんだが、これは目下悩み中。一般技能はもうひとつ振っていて、【金属職人】を持っている。武器職人と共々レベル5でストップだ。

プレイヤーB:なにそれ、武器職人になるために育っているようだ(笑)

スナイフ:変な事件に巻き込まれなければその道にいたはずだもの(笑)

GM:ok。では次。

プレイヤーB:じゃ、俺が行こう。んっんー。お初にお目にかかる、ドン・B・スプーン、エルフ生まれのナイトメアだ。

プレイヤーC:ナイトメア!

プレイヤーB改めドン:おう。銀とか水とか近寄らせるなよ、マジで。

スナイフ:エルフは水に強いのに、ナイトメアだと逆に弱点になるってか。

ドン:そのとーり。技能はプリースト2、セージ1、シューター1。典型的な後衛ヒーラーだな。

プレイヤーC:名前はいかついのに。

スナイフ:ね。

ドン:うっさい。ちなみに信仰している神様は、ユリスカロア様。戦勝神の名で知られる、古代神。

GM:またマイナーな神様を選びましたなぁ。

ドン:うん。可愛いは正義。

スナイフ:そこなの?

ドン:そこだろ!

GM:(笑)戦闘特技はやっぱり魔法拡大/数?

ドン:そだね。で、経歴と一般技能だが……重いぜ?

GM:まじかよ。

プレイヤーC:かましたれ!

ドン:エルフの村で生まれた俺は、残念ながらナイトメアだった。ナイトメアは忌み嫌われる。エルフの集落でもそれは同じだったが、幸いに、俺の生まれた家は貴族階級で、そこまではっきりとした迫害はなかったが、殆ど軟禁状態でね。スプーン姫なる【恥ずかしい二つ名】まで与えられ、家族に白い目で見られる毎日の中で俺はいつかこの村を出ていこうと心に決めていたんだ。

 何の縁があったかは知らないが【伴侶もいた】のだが、俺は全てを捨てて村を出て行き身一つで大きな街へ飛び出したんだ。だが、世間知らずな俺は金を稼ぐ手段もなにもわかりゃしねえ。しかしまぁ、見てくれがよかったからな。街角で途方に暮れていた俺を一人の男が買ったわけだよ、身体をな。

スナイフ:うわ……重。

ドン:かくして俺は、街角で春を売る【男娼】となり、その伝で【高級男娼】となった訳だ。

GM:そしてなげえ(笑)

ドン:これで終わりだからもう少し付き合って(笑) 数十年後に、俺は風の噂で村が蛮族の襲撃にあって壊滅させられたと聞いたんだ。郷愁もなにもあったもんじゃなかったが、俺は生まれ育った村に戻ったんだ。そこには変わり果てた村と、生家があった。嫌な思いでしかない場所だったが、あの光景は今でも瞼に焼き付いて離れない。帰る場所も家族も失った俺は名実ともに【かつては貴族だった】というわけさ。

GM:作り込みありがとう(笑)じゃあ冒険者になろうと思ったのは、それがきっかけ?

ドン:それもあるけど、そろそろ春を売るのも、やめたいなと(笑)

GM:なるほどね(笑)じゃ最後は――

プレイヤーC:俺だぜ! 俺は――儂は! ヴォー・グウェンドリン! リルドラケンのファイター!

GM:きたな、色々反則キャラめ!

プレイヤーC改めヴォー:ふ。恐れおののくがいい。

ドン:いいから続きを話せ。

ヴォー:ハイ。ファイター2、レンジャー1、エンハンサー1の、戦闘特技は全力攻撃。攻撃特化前衛職だ。

GM:どれどれ、初期能力は……(初期能力を見て愕然としている)

スナイフ:うわ、なにこの出目。反則級だろ。どんだけ戦士特化だよ。

ドン:前衛は安心だなぁ(笑)

GM:気を取り直して……で? 経歴とかは?

ヴォー:なんでキレ気味なんだろう? お――儂の経歴は軽いぞ! 【魔物に襲われたことがある】【魔物を倒したことがある】だ!

スナイフ:なんてわかりやすい経歴(笑)

ドン:この初期能力なら頷けるな。

GM:なんで冒険始めたのか決めた?

ヴォー:うむ。その日は随分腹が減っていたのでな。魔物を倒して食ったのだよ。

スナイフ:く!?

ドン:野性味溢れすぎだろう!

GM:(天を仰いでる)

ヴォー:んで、村ではそれが禁忌でな。可愛い子は旅に出るもんだ、と説得されて、喜んで初めての外界に飛び出したのだ。

スナイフ:60歳でか!?

ドン:それ体良く追い出されたんじゃね?

ヴォー:頭悪いから全然気づかない(笑)それまでは、村で【給仕】や【用心棒】の真似事をしてお小遣いをもらっていた。全部槍につぎ込んで片っ端から折ってた。

GM:なんで!?

ヴォー:いや、使い方がわからないから。

GM:Oh……。

ヴォー:まぁそんなこんなで旅してたから全然感覚わからなくてな。道で餓死寸前だったところを、スナイフに救ってもらったのだ。

スナイフ:道の真ん中で倒れた一見強そうなリルドラケンを見つけたとき、俺は死を覚悟したがね。

ヴォー:と言う感じだ。ちなみにエンハンサーで取得した練技はキャッツアイだ。

GM:はーい。いやはや全く個性豊かな面々ですこと。

 

 スナイフ    

 HP19        

 MP12       

 冒険者レベル2  

 スカウト2

 フェンサー2   

 器用度・20(3)     

 敏捷度・17(2)  

 筋力・11(1)   

 生命力・13(2)  

 知力・14(2)    

 精神力・10(1)  

           

 生命抵抗4     

 精神抵抗3      

 命中5         

 追加ダメージ3     

 回避4   


 ドン              

 HP26               

 MP24              

冒険者レベル2

 プリースト2(ユリスカロア)   

 セージ1              

 シューター1              

 器用度・17(2)         

 敏捷度・14(2)         

 筋力・18(3)          

 生命力・20(3)         

 知力・17(2)          

 精神力・18(3)         

    

 生命抵抗5           

 精神抵抗5           

        

 命中3                

 追加ダメージ5

 回避力なし           


 ヴォー

 HP30

 MP12

 冒険者レベル2

 ファイター2

 レンジャー1 

 エンハンサー1  

 器用度・11(1)

 敏捷度・13(2)

 筋力・24(4)

 生命力・28(4)

 知力・8(1)

 精神力・12(2)

    

 生命抵抗6

 精神抵抗4

       

 命中4  

 追加ダメージ6

 回避力4



 ドンは戦士系技能をもたないため回避ができない。(※)の数字はボーナス数値であり直接能力値に変化はない。この値を使ってそれぞれの行為判定を行う。ちなみに命中力は【冒険者レベル+器用度ボーナス】回避力は【冒険者レベル+敏捷度ボーナス】という感じである。


GM:では、始めるとしましょうか、冒険を!

一同:よろしくお願いします!


 かくして、彼らの波乱の冒険が今、始まります。

 どうぞ皆さん、楽しんでいってくださいまし。


 一週間に一回位の割合で上げていくつもりです。当たり前ですがこっちが本プレイに追いついたら投稿が遅くなります!

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