〇〇〇目線のハンバーグプレート
ハンバーグプレートの内容は、サラダ、ハンバーグ、ポテト、ミックスベジタブル、ご飯、です。
ファミレスの最も人気のあるメニューハンバーグプレート。今の時刻は17時半。もうすぐ注文が殺到するだろう。そのプレートの内容の中で、私はかなり人気がある。まあ主役とは言えない。しかし、私がいることを見て、食べる奴らは嬉しそうにすることが大半である。
同じように、プレートの中に野菜に、人参がいる。あいつはよく彩りとして店側からは支持を集めているらしい。でも、よく人参ら自身はただの彩りなんで、、。なんて謙遜している。そんなところが、よくプレートに入れられている理由だろう。別にドレッシングのない人参なんて大して美味しくないのに。
また、謙虚な点で言えば玉ねぎも挙げられる。あいつらはメインディッシュであるハンバーグにいるのに、自己肯定感が低い。それはそれで私からしたら、ただの皮肉にしか聞こえない。そこで私は、変なことを考えてしまった。
じゃあ、私には何の良さがあるだろう。急に思ってしまった。確かに私を美味しいと言ってもらえることは多い。しかし、私がもし、ハンバーグプレートから外されたとき、メニューの名前はハンバーグプレート、そのままに違いない。さらに、食べずらいとすら言われる始末である。
今、私たちを食べる奴らの間では、「たようせい」とやらが大事らしい。どうやら、個性を大切にすることを重視しているようだ。その流行りは私を圧迫する。だって、私に私だけの要素なんて持ち合わせていない。ただでさえ同じ形の集まりばかり。さらにそれがトッピングとなって添えられいる。これは劣っていることなのだろうか。
いや、トッピングって汎用性高くないか。割と重要じゃないか。目立った個性がないこととは、すなわち馴染みやすさではないのか。もし私がサラダに乗っても、子供向けカレーに乗っても喜ばれるじゃないか。
18時、夕飯時。ファミレスの冷蔵庫から私たちの冷凍袋の中身が一番早く消費されていくことに気づき、私の長所を自覚した。
ミックスベジタブルの中の、、、。




