最終決戦
火竜王バハルザークを倒した私達勇者パーティーは
魔王城の中を進んでいた。
しかし変なことがあった。それが、
「モンスターがいない、、」
「そうだね〜、一匹もいない。」
「しかも罠も見当たらない。」
「これも罠なのか?」
もう最後の扉だ、突入の前に、
「リサ、支援魔法頼む。」
「分かった。」
リサが支援魔法を唱えている間に、
みんなも覚悟を決める
私も魔法を唱えつつ、この旅もそろそろ終わる、
こいつらとの別れも近い、と思うと、
もうどこに消えてしまったかも分からない
心が締め付けられるような気がした。
「じゃあ、突入するぞ、」
ギイィィィ重々しい扉が開かれ、魔王と対峙する、
その時だった、
「焼き尽くせ!〘獄炎撃〙!」
「〘魔法破壊!〙」
しかしギリギリ間に合わなかった、でも!
「〘光壁!〙」
光の壁が炎を防ぐ、
炎が消え、目にした魔王の姿は、
それはそれは恐ろしい姿の魔物、、ではなく
普通のおじいさん、魔王というより魔導を極めた
大賢者のようだった。
「よく来たな、勇敢なる者達よ!
さぁ、我と戦うが良い!」
シーン
「ふむ、一度は言ってみたかった魔王のセリフだったが、
スベったか。では気を取り直して、
〘雷撃衝〙!」
ズドン、パリーン!
なんとバリアを割ってしまった!
「く、コイツ、強い、、、」
(そらそうだろ、魔王だぞ、馬鹿かこの勇者)
「我は魔王だ、強いに決まっておろう!」
(魔王と同じこと考えてたわ。)
「はぁぁぁぁ!〘神聖衝撃刃〙!」
「甘い、〘闇壁〙」
「魔王め、〘雷撃!〙」
「無駄だ!我にはすべての攻撃に大きな耐性がある!」
「ならなんで聖剣の攻撃は防いだの?」
「あ」
「シッ、リサそういうのはあまり言わないの、
魔王はねこの世のすべての攻撃に耐性があるって言っても、聖剣の攻撃は通るから。」
「、、、」
魔王が気まずそうだ、
「じゃあ私達は見てるだけなの?」
「いや、やれることを探そう。」
「そうだな、しかしどうしたものか。」
魔法破壊で支援しようか、、
、、、
どうした、久しぶりだな、
、、、?
え、銃とか効くんじゃないかって?
、、、!
この世のすべてに耐性があっても、この世のものではない、つまり、異世界の攻撃なら通るんじゃないかって?試してみる、か?
〘模倣〙AK-47
「喰らえ魔王!」
「馬鹿め、私は聖剣以外からの攻撃は効かな」
ドドドドドドドドドドドドド
「ぐおッッッ!?」
「「「えぇ!?」」」
魔王が血だらけだ、まじ?これ通じちゃうの?
「なぜだ、何をした、お前!!」
「〘雷撃(ライトニン〙!」
「〘魔法破壊〙!」
パリン!
「クッソ小癪なことを!!」
「こっちを忘れられては困るな、魔王!」
「〘神聖衝撃刃〙!」
これなら行けるんじゃないのか?
予告
そろそろ最終回です、彼らも来ますよ。
お楽しみに!