最終関門1
勇者が疾風刃スレイブを討ち取ったという知らせは
すぐにその街に広まり、宴会のお誘いも受けたが、
遠慮しておいた。なんだかそんな気分ではなかった。
勇者パーティーは一晩休んでから魔王城に向かった。
「「「・・・」」」
気まずい、どうしたものか、
、、、
次の敵の話しろ、と、分かった
「ケン、しっかりしろ、次は最後の難関なんだぞ。」
「そうだよ!次はバハルザークなんだよ?
しっかりしないとだめだよ。」
「わかってるよ、でも、、」
「スレイブは、凄かった。」
「うん、なんとか倒せたけど、強かった。」
「そんなこと言ってたら見えてきたな、あれが多分」
「魔王城、か。」
「でもって門の前にいるのが、」
「炎の守護者、火竜王バハルザーク。」
「あれ、寝てるよね。」
「今魔法ぶち込んだら倒せそうじゃない?」
「リサ、支援魔法お願い。」
「分かった」
リサが支援魔法を唱えてる間に、
メグが上級魔法を詠唱する。
ケンは剣に魔力を込めてスタンバっている。
その間に私はいろんな魔道具を
準備する、最近は、模倣して作って切り離すことで、
武器を分離することができるようになっていた。
メグの渾身の魔法も詠唱が終わる。
その時、
「我に魔法を向けて居るのは何者だ。」
「「「「!!!」」」」
なんとバハルザークが目を覚ましてしまった!
「ごめん、いきなりだから一段階階級を下げてすぐに撃つよ!」
「行くよ!」
〘爆雷解放〙!
ズドーーーーン!
かなりの威力だが、どうだ、
!?
バハルザークは少しダメージを受けただけだった。
「ほう、人間にしては中々やるではないか」
「褒美に我の魔法を食らうがいい!」
〔戒めから解き放たれし爆炎よ、我が前に顕現せよ!穿て!〕
「まずい!爆雷解放が来る!」
「どうしよう!」
ケンたちが叫ぶ、が、
「死ぬが良い!」
バハルザークが魔法を放つその瞬間を狙う!
中々タイミングが面倒くさいが、ここだ!
「甘いわ!」
〘爆雷解放〘魔法破壊〙!
ズドーーーーン!
その瞬間、バハルザークの目の前で魔法が爆発、いや、暴発した。
「「「えぇ!?」」」
〘魔法破壊〙は、
本来、魔法を組み始めたタイミングで使い、
魔法の発動を遅らせたり、魔法を強制的に
キャンセルしたりする魔法だが、
魔法を放つその瞬間使うと、魔法を相手の前で暴発させることができる。だが、タイミングはシビアで、
魔法が発動してから僅か0.01秒以内に使用しなければいけず、失敗すると魔法の直撃を受けるため、
正に神業としか言えないタイミング計算にて
初めてできる技であり、八千年生きてきて
まだ五十回も成功出来てない技だ。
でもまさか自分の魔法を受けることになった
バハルザークは、すごく困惑していた。




