魔王軍幹部がいるらしい
「魔王軍の幹部が居るって?」
ケンが恐る恐る聞くと、初老らしき男性が
「はい、とても恐ろしい奴です、そいつは凄まじい剣の使い手でした、戦いに行った冒険者達を目にも止まらぬ速度で全員殺してしまったのです。」
おとぎ話では、魔王場を護るのは四種のモンスター、
炎の守護者、火竜王 バハルザーク
水の守護者、深海霊 ウルディー
土の守護者、堅牢鎧 ゴールディン
風の守護者、疾風刃 スレイブ
それらを倒すことで魔王城の結界が消滅する。
だが魔王はこの世界のあらゆる攻撃に耐性がある
そのため魔王を倒すことができるのは、魔王の耐性外である聖剣の攻撃でのみ倒すことができる。
しかし、聖剣を扱えるのは神に認められた勇者、
ただ一人である、勇者以外の攻撃は意味がほぼ無い。
そして、魔王軍の幹部、
水の守護者、深海霊 ウルディー
土の守護者、堅牢鎧 ゴールディン
に関しては、どこぞの〚紅の賢狼〛という
Sランクパーティの冒険者達にすでに討たれている。
疾風刃は姿をあまり見せず、
火竜王は魔王軍最後の関門と言われているだけあって、〚紅の賢狼〛も中々成果を挙げれていない。
そしてこの街でまさに活動しているのが、
疾風刃のスレイブだろう。
凄まじい速度の剣技が有名だが、まあこいつらなら
大丈夫だろう。
「そいつは恐らく疾風刃のスレイブと言う魔王軍幹部だろう、ここに居る勇者ケンが倒してくれるから大丈夫だ。」「ええぇ!?」
なにか間抜けな奴の声が聞こえたが気の所為だろう。
「なんと勇者様でしたか!それはそれはとても助かります!」
ケンは今中々のアホ面をしており、それを
見ているリサとメグがクスクスと笑っていた。
だが、この時、レイたちはスレイブに狙いを定められていることに気づいていなかった。
風にのってスレイブは勇者に攻撃目標を定めている。
、、、!
キンッッッ!!
しかし、レイはいきなりそれに反応した
(危なかった、君達にはいつも助けられているよ。)
勇者パーティーも慌てて戦闘態勢に入る、
初老の男性は顔を青くして逃げていった。
[マサカ、ハンノウ、スルト、ハ]
スレイブは精霊なのか不死者なのか分からないが、
まあモンスターだった。
「喋って、いるのか!?」
ケンは驚愕している、リサとメグは少し怯えている
初めての魔王軍幹部戦、しかも私はサポートだけする
さて、勇者パーティーは私抜きで
やっていけるのか、頑張ってほしいものだ
、、、いつか私は、彼らの前から去らなくてはならない
なぜなら彼らは人間で、結婚もして、幸せなのだ、
いつまでも魔物と一緒に居てはいけないのだ。




