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異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
4.少年期、二年目・春〜夏「ジン」
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83.イケメンって……。

お久しぶりです。

しばらく、設定の整理を行います。それにあたって、これまで投稿した文を一部変更します。

ストーリーは変えない予定ですので安心してください。また、次の投稿でどこをどう修正したのかも載せようと思います。

終了時期は未定です。すいません。

 昨日、魔法史館帰りにロデルさんに挨拶しに行ったとき、ネックスに会ったわけだが、なんというか忙しそうだった。しばらくはあの剣と防の複合属性の論文とか書くらしい。


 ずっとここにいてもいいんだよ、とロデルさんとネックスの二人から言われたが、進路が決定していないうちにいうのもどうかと思ったので機会があれば〜くらいに濁しておいた。俺としてはここに家を構えたいけどね、何分実家の跡継ぎがね……弟には弟の人生があるし無理も言えないよなあ。


 あんまりうれしくない未来の話を考えると前世のトラウマがフラッシュバックしそうになってくるのでここらで考えるのをやめておこう。季節もね……ちょっとね……。この国の夏が日本みたいにじめじめした気候じゃなくてよかった。なるようになる、それでいいよね。うん。


 今日は何をしよう。ノープランで旅行に行くとこういう時困るよな。うーん、魔法館はおなかいっぱいだし……アクアマリンタウンも行ったし、モルガナイトタウンでお土産も買ったし、ヘリオドールタウンはさして興味ないし……。


 あ……ベッドに寝転んで考えていたら眠気が……。


 すやぁ……。



~~~~~



 俺が目を覚ましたのは誰かのノックの音だった。


 うーん……一時間くらい寝てしまった。することはないんだけどなんとなくもったいない。


「今開けます……ってなんだ、ジンか。検査はどうなったんだ?」

「機嫌よさそうだな! 今日は早めに終わらせてもらったのだ。私ももうすぐ帰るからな」


 扉を開けたらそこにはジンが立っていた。


 一瞬、なんで宿を知ってるんだ? と思ったけどそういえば数日前に魔力酔い(マジックドランカー)になったとき送ってもらってたわ。


「ディート殿は明日帰るのだろう? 良ければだが、一緒にご飯を食べに行かないか?」

「なるほどな、いいぞ」


 確かに、今のところジンとは魔法館でしか会ってないしな。友達とご飯を食べに行くのも悪くない。


「そうこなくてはな! いいところを知ってるのだ!」


 あもう行くの? ちょっとまって荷物持たせて。財布とか。



 ジンに案内されたのはこじゃれたカフェだ。大通りに面している、店内の席とテラス席があるわりとデカイところ。ちなみに時刻は午後二時くらい。ギリギリお昼時だな。


 テラス席のほうが空いてたのでテラス席に座る。注文は店員を呼んでするスタイルだ。俺が死んだ時点の地球ではタブレットとかで注文するところもあったらしいね、俺は見たことないけど。外食あんましなかったし……。


 メニューはSNS映えするようなおしゃれなカフェっぽい……かと思いきや結構がっつりしたものも置いてある。客層がだいぶ広そう。魔法士っていろんな人がいるしそのせいかな。


 ジンはパスタ、俺はサンドイッチとミルクを注文。ココア飲みて〜、でもおいてね〜。


 こうやって落ち着いて近くでみると儚げなイケメンだな。色素薄いし……目の形きれいだし……髪もサラサラだし……。そしてタイミングよく吹くそよ風……なに? なんなの? ちゃんと様になってるのが腹立つ。


 一応断っておくが別に俺に男色の趣味はないぞ!


「どうした? 私の顔に何かついてるのか?」

「いや……ただちょっとイラつくなって……」

「なぜだ!?」 


 そんな感じで雑談をしていると料理が運ばれてきた。


 ミートソースパスタに、ハムとキャベツが挟まったサンドイッチと冷えたミルク。うまそう。いただきまーす。


 ……周囲から視線を感じる、食べにくい……。なんだなんだ? なんか俺やらかした? 心なしか女性が多い気が……。


 あ、そうだ、俺も今世イケメンなんだった。いままで怪訝な扱いしかされてないから抜けていた。ふむ、イケメン二人が仲良さげにご飯を食べている、と……。確かに眼福か。自分で言うのアレだけどな。

ディートは顔はいいけどそれ以上に性格がアレすぎる……

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