表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
4.少年期、二年目・春〜夏「ジン」
81/86

78.魔法学校

 あぁ〜朝〜起きたくねぇ〜。時刻的にはほぼほぼ昼だけど。


 今日は一日フリー。何をしようかな。散策でもするか。


 寝間着から着替えて、出かける準備をすると宿からでる。今日もいい天気だな。空気はじめじめしてるが、エメラルドシティはわりと平野に位置してるので過ごしやすいほうだ。グリア学園があるイソーシティは盆地気味だから夏は暑いし冬は寒いっていう。まあ夏は前世でじめじめカントリージャパンで過ごしていた俺からしてみれば過ごしやすいが。それより冬がキツすぎる。


 うーん、どこに行こう。そうだ、魔法学校をちょっと見てみよう。地図ないんだよな。道にでかでかと張り出されていることはない。買うしかないか〜。土地勘ないからな、しょうがないな。


 地図屋で地図購入。意外と高くなかった。観光客向けに大量生産でもしてるのだろうか。ありがたい。


 学園があるのは「アクアマリンタウン」だな。ふむふむ。遠い。てかエメラルドシティひっろい。地図とにらめっこをしながら緑色の街を歩いていく。


 アクアマリンタウンに近づくにつれ、ローブを着た魔法使いらしき人がちらほらと見られた。模様はほぼ全員同じだが、色が違う。ときどき同じ色の人もいるが、かなり稀なイメージ。


 ふむ、このローブ見覚えがあるな……あ、思い出した、館長がこんなローブ着てたわ。魔法学校の制服かな。制服なら卒業後も着てるのはおかしい気もするけど。そう考えると、やはりローブの色は適性属性の色なのだろうか。それなら人ごとにちがうのも納得できる。


 だんだん地面の緑色のレンガに青色のものが混じってきた。あー、そういやアクアマリンって青色の宝石だっけ。うーん、学園に来る前、実家に置いてあった図鑑にのっていた気がする。


 ついたついた。……城じゃね? これ。敷地自体はグリア学園ほど大きくはなさそうだが、建物は同じくらい豪華だ。すんごいなこれ。そして青い。つっても魔法学校ってかんじはしないな。門は魔道具らしいが、パッと見じゃわからないし。人も飛んでないし。そもそもこの世界、飛行できる魔法ないらしい。


「……来客の方ですか?」

「あ、いえ、違います」


 門の隙間から校舎を観察していると、ふと話しかけられた、鋭い目をした、茶髪を後ろで一つに結んでいる女子だ。俺と同い年くらいかな。ローブを着ているから、ここの生徒だろう。


「なら観光客の方ですか?」

「そうです。すいません勝手に見ちゃって」

「別に構いませんよ。観光、楽しんでくださいね」


 そう女子生徒は言うと、ローブを翻して去っていった。びっっっくりした〜。


 でもまあ、確かにはたから見りゃ不審者よな。きっと同い年くらいだから話しかけられたくらいですんだんだろうが、これが大人とかだったら一発で通報されていたに違いない。


 雰囲気はなんとなくつかめたので退散。ちなみに今更だが、魔法学校の名前はそのまんま「アクアマリン魔法学校」だ。


 生徒のローブには色以外、特に細工なども差はないように見えた。調べたところ、魔法学校には、グリア学園のように特進クラスがあるわけでもないようだ。魔法使いにそんな面倒なことは不要、ってわけか。グリア学園とは目的が違うからな。グリア学園は将来いい立場につく子に教養をつけさせるってのと、上下の関係に慣れようってのがあるらしいんでね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ