表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
4.少年期、二年目・春〜夏「ジン」
64/86

61.たま〜に暴走するらしいよ。

 今見たのは幽霊だと信じることにした。会ったところで、話すことなんてないだろうしな。アイツは検査、俺は楽しく展示を眺める、それで何も問題はない。


 チケットはすんなり取れたし、入館制限などもないのですぐに入れた。よし、改めて魔道具コーナーを見に行こう。正直リフレクションオーブくらいしか覚えているものがない。あと……魔導式馬車バスの模型もあったような気がしなくもない。


 魔道具コーナーと魔法コーナーに分岐するのは、入館してから少し歩いてからで、それより前は魔法と魔道具、まとめて魔術と呼んだりもする、の歴史を解説している。ここも同じくほぼスルーしていた。


 つっても魔術史でやったことをダイジェストで書いてるってだけだけどな。魔法は神術から生まれたもの(正確には模倣らしいけど)とか、本格的に普及し始めたのは今から大体1300年まえとか。歴史に特に興味がない俺でも知ってるようなことだ。


 ところで、この世界にも西暦という概念は存在する。呼び方自体はそれっぽく言うなら北暦かな。現在は北暦1784年なのだが、明らかに500年弱魔術が一般的でなかった期間がある。ここでは何をしていたのかは研究が進んでおらず不明だ。俺的には地球でいう科学なんかが使われてたんじゃないかな~と思うが特に根拠はないのでただの妄想だ。


 ああ、やっと魔道具コーナーに到着した。魔道具コーナーもまた歴史を解説している。こちらはオープニングよりも詳細だ。一番はじめに作られた魔道具のレプリカなんぞが展示されている。この展示が正しいんなら、初めて作られたのは儀式用のなんか平たい太陽を模した円盤だ。浮いて光る。魔力の影響で一年を通して曇りか雨が続く地域で、雨乞いならぬ晴れ乞いを行う際に用いられていたらしい。


 光と無属性だな。文字はなんかよくわからん文字が使われている。古代言語だろうな。古代言語ってのはまだ言語が統一されてなかったころ使われていた言語のことだ。あーそういや古典でこんなんやった気もする。嫌な記憶が蘇ってきた。次行こう次。


 アレだな。やっぱ宗教やら儀式関連、魔法が普及した後だと狩猟、漁、農耕とかの道具が多いな。くわとか網とか矢とか。ただ、矢は半分儀式用らしいけどね。加工ムズいから実用的じゃ無かったんだろうな。


 くわは耐久性強化、防属性とか、珍しいので言えば風属性なんかがある。風属性のやつは風を出して土をふかふかにしようとした結果らしい。今のところ一つしか出土してないから失敗したのではと言われている。土属性もあったがそちらは典型的な失敗作として紹介されていた。どうも鍬に土属性の術式を組み込んでも土壌には影響出来ないようだ。


 網は内側に水属性で水圧をかけることで逃げないようにしたりとか、鍬と同じく耐久性強化が主流だったようだ。雷属性を使用しようと試みた形跡もあるそうだが、その網と共に沈んでいた船は見事に焦げていたらしい。何が起きたのかありありと目に浮かぶ。南無。


 矢はさっき言った通り半分儀式用だ。こっちは雷属性がよく使われていたそうだ。もちろん効果を発揮した瞬間焼き切れるので使い捨てだったらしい。


 鍬と網はまだ現役で使われているのがあるのに対し、矢が今はもうごく一部でしか使われていない理由が詰まっているな……。


 うん、結構面白い。解説も丁寧だし、数も多いし。しかし俺の記憶には一切残っていない。我ながら興味のあるなしの差が大きすぎやしないか。


 ん、道具類は終わったか。次は……お、魔導式馬車バスじゃないか……。

魔法 則

ではなく

魔 法則

です

やはり混同されがちなので、魔術法則という呼ばれ方もあるそうです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ