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異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
4.少年期、二年目・春〜夏「ジン」
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47.あわわ……

 ま、魔法の無効化とか……チートでは? 魔法が生活の一部であるこの世界じゃかなり強いんじゃないか? 俺が言うのもアレな気がするが。周りもちょっとザワザワしている。


「気になるのも分かるが、今は模擬戦の時間だから質問はまた後でしてくれ〜」


 ちなみに体育の担当はイヴ先生だ。修学旅行のとき確か引率してた先生だったような。


「じゃ、やるぞ。各々準備してくれ」


 模擬戦はそこそこ広さのある地面からちょっと飛び出た正方形の台でやる。一辺三十メートルくらいかな? 俺はジンとは逆向きの方にじりじり移動する。俺は建前の属性上中衛か後衛ってところだろうからな、体も貧弱だし。


 さーん、にーぃ、いーち、とイヴ先生が合図をして試合が始まった。


 デウスが剣をたずさえてジンに突っ込んでいく。あの速さは身体強化だな。蟲属性の魔法だ。


 ジンが持っているあの剣……いや刀じゃねあれ? は剣属性で出したものっぽいな。目を凝らすと術式が認識できる。


 デウスが凄い勢いで切りかかった……のだが、ジンに見切られまんまと反撃を食らっていた。その際、体を剣で斬られ身体強化が無効化されていた。


 うーん。術式を乱してんのかな? 俺の剣属性にはそんな特性無かったはずだけどなあ。


 まあ、それ関連のことはまた後で考えるとして。俺も後ろからサポート……と思ったのだが、魔法を無効化するんなら恐らく「防壁ウォール」や防魔法の付与も本来の役割は期待できなさそうだ。ジンが持っている刀が魔法を斬ったら消えたり劣化したりするんならそれを狙う事になりそう。あの刀の仕組み知らない以上確かな事は言えないが。


 何もしないよりかマシだろ、と俺以外のメンバーに防魔法を付与しておく。多少は効果があって欲しい。


 またデウスが身体強化を発動して特攻していく。それをサポートするようにグレーテルがデウスの音を音魔法である「静音サイレンス」で消し、カムズが闇魔法を用いてジンの視界を塞ぐ。スイはオロオロしている。こいつの適性なんなんだろうな? 他の三人はもう割れたけども。にしても綺麗な連携するなー。


 俺もなんかしようかねー。「静音サイレンス」はともかく、闇魔法は速攻無効化され、近づくデウスに反撃しようとジンの剣が振るわれようとしている。その瞬間を狙い、俺は「ストリンガー」でジンの腕を拘束する。


 「糸」は俺の体からしか出せないと思っていたが、「防壁ウォール」か何かを出してそっから出せば良いと気がついた。


 ジンは一瞬動きを止めたが、なんと体から出した刃渡りの短い刀で糸はかき消されてしまった。何アレ? あんなのも出来るのか……なんかキモイ。しかもちゃんとデウスの攻撃防いで反撃もしてやーんの。バケモノがよ!

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