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異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
4.少年期、二年目・春〜夏「ジン」
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41.突撃! 俺の夜ごはん

 特待生が来たとて、別に生活が大きく変わるわけじゃない。一部のヤツらはひと夏の思い出みたいな記憶を得るかもしれんが、俺にそんなものはねーよ!


 そんなわけで、俺は特に言うことなし。いつも通りの生活を送っています。僥倖だったのは、体育の時間に珍しく参加したところジンが剣属性の魔法を使ったので術式を盗めたことかな。ちょっと見間違えたのか知らんが、若干手こずったけども。


 新年度の目標である、剣属性を使えるようになるが達成された。実に喜ばしいことだ。次の目標は剣属性を使いこなせるようになる、にしよう。今のところ、普通の剣を出すくらいしか出来ないからな。おいおい、大剣とかナイフとか出せるようになりたいし、剣とその他の属性との複合属性の魔法も使いたい。


 あと、剣属性も防とか蟲とか時とかのような名前詐欺属性かどうかも調べねばなるまい。てかそれが一番最初にやることだな。やはり本質を理解せねば使いこなせないのだ……。


 とりあえず今は剣属性の何たるかを知るために、唯一だせる剣を用いて色々自室で実験している所だ。


 あー、腹減ってきたな。牛丼作るか。


〜〜〜〜〜


 下の共用キッチンで牛丼を作り、自室にもどった。自炊って1人分つくるのむずいよな〜。ちょうど1人分余っちまった。ま、氷で簡易ボックスつくってまた明日食べればいっか。


 うんうん、上手にできた。早速いただきま──


コンコンコンッ


 あん? 来客? 珍しいな、どこのどいつだ。食事の時間を邪魔しやがって。


 ドアを開ける。


「と、突然失礼する!」


 なーんでジンがここにいるのかなー? なんの心当たりもないぞ? え、怖い怖い。


 瞬間、俺が食おうとしていた牛丼に向かってジンは突撃していく。な、何をする気だ!? それは俺の夜飯だぞ!


「こ、これは、見紛うことなき『牛丼』! 『牛丼』ではないか!」

「ああ、『牛丼』がどうし……」


 待て。


 この世界に、牛丼に該当する料理はない。だから食べるためにはレシピをこの世界で再現する必要がある。そして、俺は誰にもこの料理の名前を教えたことがない。


 だってのに……。


「……お前……なんで知ってんだ?」

『』→日本語しゃべってます。

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