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異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
3.少年期、二年目・春
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36.バルス!

 今日の魔道具学では実際に魔道具を作ってみるらしい。こないだ俺が作ったのは俺が勝手にやっただけだからな、本来はここでやっとやるってわけだ。俺らの目の前には水晶を平たく削ったものが置いてある。


 この世界で一般的に言われている水晶は軽く透明度が高い。なんだろう、アクリルみたいな。そんな感じ。俺が知ってる水晶は水石柱とか呼ばれてる。こんがらがってきた、この世界の水晶の方はアクリル石とでも呼ばせてもらうぜ。


 アクリル石は固いんで、術式を刻むのは魔墨を使う。直接動かすのは危ないらしく、既に魔墨が染み込んでいる筆を使う事になった。魔墨は何にでも染み込むからな。


 刻む術式は「光球ライトボール」という光属性の魔法だ。同時に、風属性のは絶対に刻むなという注意も入った。


 筆を使うのはちょっと面倒くさいが、先生の指示を無視してアンにまた怒られるのも面倒くさいのでちゃんと筆を使う。やりずれぇ〜。


 よし、書き終わった。魔力を流す。うん、アクリル石が光っている。これはこないだ石で実験したとき見たから別に驚きは無いな。そういや、エメラルドシティの書店の地下のライトは中が光っていたような。中に術式が入っていたのだろうか。


 うう、この間石が当たったところがまだ痛む……アザになっちゃったんだよなー。ビックリして癒魔法使えなかったし。


「うわぁっ!」


 ん? 何事だ。


 あー、風属性刻んだなこりゃ。アクリル石が辺りを暴れ回っている。ピーター先生はだから言ったのに、という風に頭を抱えている。


 あ、おい俺の方に向かってくんじゃねぇアクリル石! 俺にぶつかる前に念力でキャッチ! からの魔力断絶! よし、風収まった。念力を解くと重力に従い、カランと音を立てて落ちた。


 まったく。誰かに当たったらどうするつもりだったんだ。自室でやるならともかく。

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