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異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
3.少年期、二年目・春
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33.魔道具学

 魔道具とは。改めて説明すると、魔法の術式を刻んだ道具である。そして、魔力を流すことで、刻まれた術に対応する魔法が発動し効果を発揮する。


 うん。今の俺にはそのぐらいの解像度しかない。奥が深い学問らしいがな。極めりゃ、あのリフレクションオーブみたいな事も出来るらしい。ま、あれは魔道具を専門に学んで研究してきた魔法館館長だからこそ成し得ることらしいけどな。要はムズいってことだ。


 魔道具担当はピーター先生。栗色の癖毛の先生だ。無……って感じの顔つき。


 まず、初回は魔道具の仕組みを簡単に説明するとのこと。四人ごとにグループ分けされ、グループごとに「水球アクアボール」の術式が底に刻まれたボウル型の魔道具が目の前にある。


 なるほど。そこの方で水を発生させ、このボウルで受け止めるのか。よく出来てるね。


 順番には使ってみて、とピーター先生は指示する。ま、俺には使わせてもらえんがね。眺めてるだけに留めておきます。


バシャッ


 ……隣のグループではしゃいだ奴が俺に水被せてきやがった。ん? お前どっかで顔見た事あるな。あー、去年の模擬戦の対戦相手か? 「防壁ウォール」つかってた。どうだかな、うろ覚えだから間違ってるかも知らん。


 こぼした時、やべといった風にこっちを見てきたが俺と分かったら「なんだこいつか」みたいな表情して元の向きに直った。うわー、俺の悪評こんなに広がってんのか〜。噂の力ってすごいね。


 ちなみにかけられた水はとっくに乾いている。炎属性の一種である「ワーン」である。炎から熱だけを取り出した魔法だな。俺の便宜上の適正の中に炎があるからこれも人前で使えるやつだ。


 うーん、ちょっと出だしが悪かったが、授業内容は面白かったので魔道具学は真面目に聞く教科にしよう。こっちでも調べてみっか。


 あとピーター先生は俺らに魔道具触らせてるとき、机の下でなんかいじってて俺が水被ってるところは見てなかったらしい。しょうがないね。

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