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異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
2.少年期、一年目・冬「修学旅行」
30/86

27.諭吉が死んだ!

 ついたぞー! でっか!


 俺の目の前にはビル的豆腐建築物がそびえ立っている。六階あるのかな? これ全部が本屋とは、恐ろしい。


 と、いうか、この世界そんな中世西洋みたいな雰囲気はあんまないよな。割と文明進んでる感じがする。エアコン的なのもあるし、車もあるし、まだまだ高級品だが電話的なのもある。ただ、いずれも魔道具だから、やっぱ魔法の恩恵がでかいんだろうな〜。俺が前世で憧れた巨大ロボットだとかはない。残念!


 本屋に入る。ウィーンと自動でドアが開いた。自動ドアもあんのか……。俺の中のとっくに崩れ去ってる異世界ファンタジー像にさらにダメージがいく。死体撃ちなんて卑怯だぞ! こっちが勝手にダメージ受けてるだけだけどな。


 店員に時属性の魔法書の場所を聞いたら、どうも地下にあるらしく。まあ、一般人が行けないって訳じゃないけどね。ちょっと慣れないとこにあったからびっくりしたってだけだ。


 さすがにエスカレーターはなかったけどエレベーターはあった。折角なので使ってみよう。


ブーン


チン!


 ついた。性能は地球のと大差なさそうだな。もちろん、地球のが僅差で上だが。


 にしても、地下だと言うのに明るい。上を見てみれば、電球のようなものが規則的に天井に配置され、部屋全体を照らしている。うーん、魔道具の術式を読み取るのはまだ慣れないが……光属性っぽいな。雷属性ではなかったか、そりゃそうだよな。


 地下はあまり数のない少々珍しい本が置かれているエリアだ。その分、警備の目も厳しい。まあ、俺には怪しいことなんて何も無いから気にする必要は無いと思うが。


 さて、時属性はどこかな〜?


 あ、発見! う、薄い! 薄いぞ、俺が持ってる魔法書の中で一番薄い毒属性のより薄い!


 そんでたっけぇ! 五桁いってんのは馬鹿すぎる。なんじゃこれ。買えるし、値段を理由に買うのを諦めるなんて真似はしないけどな。

〈設定〉

魔法書は一属性につき何冊かある。

なので、べつに毒属性として名前がついてる魔法の数が少ないって訳じゃないです。

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