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異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
2.少年期、一年目・冬「修学旅行」
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S.2.例を見ない……

一応館長視点。

 あのリフレクションオーブで得られた映像はその時触れた者の属性とともに保存される仕組みを持っている。


 例えばさっき触れた教師、イヴは風が吹き荒れる映像とともに風属性に適正があることも保存されている。もちろん、触れた者の名前なんかはわからない。


 このデータはまずこれまで魔道具に触れたことのないものが触れたときに新しくデータを保存する枠が作られ、そこに適正がある属性、その後に映像が館長の研究室にある、館長が蓄像機と呼んでいるものにリアルタイムで保存される。


 だから不具合が起きたときどんなデータをオーブが受け取ったかというのがわかるわけだ。


 あのオーブはこの属性が入力されたらこの映像を流す、とプログラムしているわけではなく、その属性がどのようなものか要素をあらかじめ自律知能オートマタに入力し、オートマタが魔道具から送られたデータをもとに、映像を作成する。


 生成AIと似たようなものだ。


 しかし、今、肝心なのはデータが保存されるという点である。


 ディートは魔道具に触れた。


 映像は自律知能オートマタの許容値を超えたため、生成されなかった。


 しかしながら、蓄像機には正常に保存されている。館長は、先程そのデータを見て驚愕したのだ。


 自律知能の許容値。要は、一度に受け入れられる属性の数。


(蓄像機には、彼が蟲属性を除く全ての属性の適性を持っていると記録されていた……)


 魔法館の裏手。関係者以外立ち入り禁止の研究所の、更にその奥、そこに館長の研究室はある。


(私の適性でさえ稀に見る多さだが、それを超えるとは……)


 館長は研究室に入り、椅子に腰掛ける。目線の先には、蓄像機がある。それは、部屋のほとんどを埋め尽くす、巨大なものだった。


(彼の特異さは、あのジンに匹敵するかもな)


 館長は人知れず笑った。

〈ちょっとしたネタバレ〉

館長は自分の研究以外あんま興味無いぴーぽーなので、ディートが適性バカみたいに持ってるのはわざわざ言いふらしたりしません。

相手がめんどそうな相手だった場合も多分言わない。

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