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異世界で魔法を極めたい  作者: 井上
1.少年期、一年目・春〜冬
22/86

20.新学期。

 一月上旬。新学期が来た。


 新学期になってからしばらくは面談だかなんだかで忙しかった。宿題? やってるわきゃねー。


 俺の親はそこそこ忙しいんで、こっちにはまだ一度も来ていないが、いつか行くという旨が書かれた手紙がついさっき届いた。俺からのプレゼントは喜んでくれたようだ。この手紙も俺が贈ったペンで書いたものらしい。たしかに、今までのと比べるとインクの出が違う。ような気がする。


 新学期は一つ、大きなイベントがある。


 修学旅行だ!


 普通クラスの行き先はここから西南部の方にある魔法都市「エメラルド」とのこと。厨二心をくすぐるワードだ。特進クラスはまた別の所にいくらしい。


 魔法都市! 響きだけでももう心躍る! 俺はそこがどんな所か、実は知ってたりする。


 ま、文字通り魔法が盛んな都市だ。魔法や魔道具の研究なんかも進んでいる。最近は魔道式馬車が開発されたと。まあ要はあれだ、車やら電車やらが開発されたことで交通の便も良くなっているらしい。だから各地から色んな名産品が集まるとのこと。


 そして、なんと時属性の魔法書があるとの情報を先生から聞き出した! なんてことだ! 先生からは、俺が持っているのは無と防と炎だから学ぶ必要はそんなにないのでは、と言われたが趣味と言い通した。実際、俺が持っている属性すべてを扱えるようになる必要はないので趣味である。


 というか、別にここは魔法に特化した都市じゃないのに、よく時属性と剣属性以外の魔法書おいてあるよな。炎、水、風みたいな適性持ってるのが多い属性はともかく、毒とか音とか適正持ってるのがすくない魔法書もおいてあるのはさすがとしか言いようがない。


 いやー、楽しみだな魔法都市「エメラルド」!


 まだ一、二週間は先だが、その程度さっさと過ぎるさ。

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