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あらすじ

美貌の持ち主で冷酷で怖い炎帝フリードは実は甘党お子ちゃま舌だったのです

【私、覇王の料理番になっちゃった!?】


 まさか私が、巷で噂の異世界召喚をさせられちゃっただなんて!!


 私は、弥生。歳は16歳。

 いたって普っ通のどこにでもいる女子高生です。


 どっかの魔法使いがなんかの儀式をしていた異世界のごたごたに巻き込まれ転移することに!

 怖ろしい魔物がうじゃうじゃいる森で大ピンチの私を救ってくれたのは、冷酷無慈悲の鬼の覇王と怖れられるフリード皇帝だったの。


 彼には実は誰にも言えない秘密がある。


 皆に怖がられてるフリード様は、実はお子ちゃま舌で辛いものや苦すぎるものを使った大人な料理は苦手だったのだ〜!


 プププッ、まじかっ!?


 私が作ったおばあちゃん仕込みのご飯をすっかり気に入ってしまったフリード様が、魔法も剣も使えない、ただの人間の私を専属の料理番に雇うと言い出しちゃった!


 はてさて、どうしよう〜!?


 美貌の持ち主で冷酷で怖い炎帝フリード様。

 かっこいいけど、私の前ではどこか抜けてて可愛くて、ときめいちゃうな♡

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