女子会 3 花
「華道とフラワーアレンジメントの違い?
生け花って床の間に飾るよね。」かえでが聞いている。
「生け花は、華道よ。
花屋が作るのは、フラワーアレンジメント。
華道は、お師匠さんがいてお弟子さん。フラワーアレンジメントは、先生がいて生徒。」
「そりゃ、分かりやすいね。」
「華道は、茶道や剣道みたいに道がつくから、伝統を重んじてお師匠さんがいて、上下関係が厳しいの。」
「まぁね。そういう違いも有るだろうけど。」
「華道は、剣山に花を生けて、フラワーアレンジメントは、オアシスって言うスポンジみたいなのに生けるの。
だから華道は、抜いて持ち帰るけど、アレンジは、そのまま持ち帰りなの。
華道は、千何百年もの歴史が、あるのね。でもフラワーアレンジメントが、日本に入って来たのは、六、七十年前よ。」
さくらの眼は、まだ赤いけれど、口調は、戻ってきた。
少し自慢げで可愛い笑顔も見せてくれる。
かえでの「泣きな」というあら療法も良ったのかも知れない。
さらにさくらの花話が続く。
「ところがさ、作品展なんて行くと華道なのにオアシス使っていたり、ブーケがあったりするのよ。だんだん分からなくなってね。」
そこへ熱々ピザが運ばれて、一斉に手が伸びた。
「それからさぁ、ヨーロッパで華道が好まれていて、フランス人が、習っていたりするのよ。」
「日本料理や日本酒も人気でしょ。アタシ達子供の頃と言えば何でもアメリカに憧れていたよね。」
「私さぁ、もっと早く花の世界に入って勉強すれば良かった。こんなに楽しい世界と思わなかった。めっちゃ幸せだもの。」
「さくら、そうなの?
専業主婦に満足していなかったの?」
「専業主婦って何となく遠慮があるよね。夫の給料でご飯食べては、ヨシとしても。
お花のお稽古します、作品展に出展します、さらに旅費となると出してもらうのは、気が引けるかな。」
「ダンナの給料で女子会にバンバン参加。やっぱり、今は、気兼ねないしね。」
笑顔とおしゃべりは、エンドレス。
まだ、まだ 続きますのでよろしくお願いします。




