異世界事情と訓練
1月23日改稿
「それではこれから授業を始めさせていただきます。 今回教えるのは魔神、英雄、そして国のことです」
話が始まると、殆どの生徒が静かになり、真剣に話を聞いていた。
特に先生なんかはメモを取るためかノートまで用意していた。
「まず魔神ですが、元々は人々に魔力や魔法といった力を与え、繁栄をもたらした存在でした。 しかしあるとき、突然魔神が暴走を始めたのです。 未だに魔神の暴走の理由は分かっておりません。 ですが、この世界が危機に瀕したことには変わりはありませんでした」
「勿論、その時代に生きていた者達は、必死に抵抗を試みました。 しかし、そもそも対抗するための力である魔法その物が魔神が与えたものだったためか、魔神を一時的に退けることは出来ても、倒すことまでは出来ませんでした」
「そこで人々は魔神以外の神に願ったのです。 魔神に対抗できるだけの力を持つ存在を。 神達の加護をその身に宿している者達、つまり今では英雄と云われる七人です」
僕はダルキアンさんの話を聞いて、1つの疑問が生まれた。
それは人々から魔法が失われなかった理由だ。
魔神の力の一端であるならば、奪うことも出来たはず……
そうすれば魔神を止めることなど出来ず、世界など容易く滅ぼせたはずなのである。
しかしそれをしなかったとなると……
「質問があります」
僕が考え込んでいると先生の手が挙げられた。
「何でしょうか、小鳥遊先生?」
「先ほどの話で魔法とは魔神に与えられたものだと仰っていましたよね?
ならば何故魔神は魔法を奪わなかったのでしょうか? 魔神が与えたのなら、奪ってしまうことも可能ですのね?」
運が良いことに僕が質問する前に先生が質問してくれた。
心の中でで先生にお礼を言うと、僕はダルキアンさんの返答を待った。
すると、先生の言葉を聞いたダルキアンさんは考え込むような素振りを見せた後、頭を下げた。
「これはこれは……申し訳ありません。 言い忘れておりました。 理由は簡単です。奪わなかったのではなく、奪えなかったのですよ」
「……奪えなかった?」
僕達が首を傾げていると、ダルキアンさんが続きを話始めた。
「はい、正確に申し上げますと、魔神以外の神々が奪えないように加護を授けてくださったのです」
「加護……それは何ですか?」
「早速加護についての説明……っといきたいところですがその前に簡単に神々に力についてご説明させていただきます」
「まず第1に、そもそも神々に力の優劣は存在しません」
「理由はそれぞれの司るものが違うためです。
例えば、魔神なら魔法や死、他に策略と災厄を司っており、対して女神様は、秩序と正義、そして生命と平等を司っています。 我々から力を奪われなかったのは、女神様のお力である[平等]の加護のお陰なのです」
ダルキアンさんの説明を聞いて、僕は疑問が解消されていくのを感じた。
この世界に於いての平等がどんな意味なのかは分からないが、恐らく僕達の世界と同じなのだろうと思う。
平等とは、全てのものが偏りや差別なく等しいということだ。
女神がこの意味の通りの力を使えるのであれば、奪われなかったことに辻褄が合う。
いや?ちょっと待てよ……
とゆうか、女神や他の神は何故魔神を倒さないのだろう……
「あの……質問いいですか?」
考えても分かるわけがないので僕は手を上げて、早速質問してみることにした。
すると、声が聞こえたのかダルキアンさんが、僕達の方を見回す。
数秒ほど見回すと、ダルキアンさんは僕の方を向きながら、承諾してくれた。
「はい、何ですかな? えっと、確か……赤塚くん」
「えっと、魔神以外の神様で魔神を倒せないのですか? 神々の力に優劣が無くても、他の神と協力してなら倒せるのではないんですか?」
僕の質問を聞き終わると、ダルキアンさんは不意に悲しそうな顔をした。
「良い質問です。 ですが、残念なことに、それは出来無いのです……何故なら我々の世界に直接現れることは、1つの世界につき、1柱迄と言われてしまったからです」
「初めは女神様や他に神々にどうにかしてもらえないかと御願いしたようなのですが、世界に神が二柱顕現してしまうと、世界が耐えきれず崩壊するかもしれないと、言われてしまったそうなのです」
ダルキアンさんが言い終わると、不意に部屋の中を静寂が襲うと同時に、少しだけざわめいた。
神が二人世界に現れるだけで崩壊なんて、そんなこと思ってもいなかった。
だか、何処か納得してしまっていた。
世界に影響を与えられるだけの存在が二人もいたら、どのような結果になるか想像できてしまったからだ。
しかし、それと同時に神々が手を出さない理由…いや、手を出せない理由がよく分かった。
出してしまったら最後、守るべき存在である筈の世界そのものが崩壊すると知っていて、干渉することはしないだろうと。
ダルキアンさんは僕達が落ち着いたのを見計うためか、少しの間話を止めていた。
そして、落ち着いたのを確認すると、又話を再開した。
「ですが、我々はどうにか力を貸してもらえないかとお願いしたそうです。 このまま、世界が終わるまで何もせずに終わるなど、納得できなかったからでしょう」
「願いが通じたのか、女神様は他の神々と協力して、一柱につき一人だけ、魔神に対抗しうる力を与られると、仰ったそうです。
しかしそこで、我々の国に問題が起こったのです。 他の国では神達の力を授かるだけの器を持ったものがいたそうなのですが、運の悪いことに、我々人間にはいなかったそうなのです。
どうしたものかと国中の人々が悩み、考えました」
「その時にあるものが突然こう言ったのです……」
「そうだ! 我々の世界にいないなら、別の世界にならいるんじゃないか! と……」
「我々は直ぐに女神様に異世界にいる者を此方に喚ぶ出し、力を授けられないかとお聞きしたそうです」
「女神様がそれならば出来ると仰られた後、我々は直ぐに勇者となる人物を呼び出すため、準備を始めました。 そして、女神様の力をお借りして勇者召喚を行い、呼び寄せることに成功したのです」
そこまで聞いて僕は漸く話の本筋を理解することが出来た。
つまり、僕達は戦えない女神の代わりに代役として呼び出されたのだ。
この世界の人間よりも強く、尚且つ女神の加護を受け入れられる存在として…
しかし、ここで又新たな疑問が生まれた。
何故他の国には加護を受け入れられる者がいたのに対して、人間は駄目だったのかと……
只の偶然なのか、それとも……
疑問に思い考えていると、不意にダルキアンさんの声が辺りに響いた。
突然聞こえてきたため、驚いてしまい先程まで考えていたことを忘れてしまったが、まあ、問題ないだろう……と話を聞くことに集中することにした。
「無事に召喚に成功した後、七人の加護を与えられた者達が必死に闘った結果、倒すことは出来ませんでしたが、魔神の体を7つに分割し、封印することは出来たそうです」
「しかし、魔神の脅威が去ったわけではありませんでした。 何時封印が壊されてしまうか分からなかったからです。
その後、封印が施された場所に英雄達はそれぞれ国を作り、封印を守りながら、魔神を倒せるだけの力を秘めた武器を作り出し、ダンジョンの奥深くに置いたそうです」
話が終わった後、僕はダルキアンさんに質問をした。
「何故英雄たちは自分の国に武器を置かずに、ダンジョンに置いたんですか?」
「何でも、ダンジョンを攻略出来る真の強者のみに力を与えたかったそうです」
確かに国に置いておくと、王族とかがこれは王族が持つべき力だ!とかいい出しそうである。
僕は英雄たちに激しく同意した。
力を持つものを選ぶ為には妥当な方法だと。
僕の質問に答えるとダルキアンさんは一度手を叩き、パンっ!という音が鳴った。
「え~、以上が魔神と英雄についてとなります。
次はダンジョンの上に存在している国家についてお話ししていただきます」
ダルキアンさんはそう言うと、ごそごそと自分の体を真探った後、何かを取りだし、それを宙に投げた。
すると、突然光が放たれ、余りの光量にその場にいる全員が目を覆った。
数秒たち、光が収まっているのを確認した後、1人、又1人と目を開けていった。
勇気も恐る恐るといった感じではあるが、目を開けると、そこには七色に色分けされた勇気達の世界でいう世界地図のようなものが、宙に浮いていた。
それは勇気の世界でいうホログラムのように、少しだけ後ろが透けて見えていた。
先程ダルキアンが投げたものは魔道具、俗にマジックアイテムと言われているものであり、魔力を注ぎ込むことで誰でも使用することが出来る便利なものであった。
ダルキアンは何事も無かったかのように、再び自分の体をまさぐると、今度は棒を取りだした。
勇気達が又何かが起こるのかと身構えるが、特に何事もなく、ダルキアンの説明が始まった。
「先ず、国の数は皆さんお察しだと思いますが、七つあります。
一つ目が私達人間の国のヴァニル王国。
二つ目は獣人の国タピオン。
三つ目はドワーフ族の国ニダヴェニール
四つ目はエルフ族の国アルフヘイム
五つ目は龍人の国ドラゴニュート
六つ目は悪魔と鬼の国カイラーサ
七つ目は妖精の国フェアリーガーデン
以上の七つになります。
この他には魔神を信仰している魔族の国ハデスがあります」
やはりこの世界にもドワーフやエルフが、いることを知り、一度会ってみたいと思っていると、大山くんが手を挙げた。
「なあ、魔族と悪魔は何が違うんじゃ? 一緒ではないんか?」
「厳密に言いますと、少しだけ違います。
魔族とは種族名ではなく魔神を信仰している者…つまりは別称です。 その為魔族の中には様々な種族が存在しています。 無論その中には悪魔もおります。 ですが、魔族と悪魔では、定義の時点から違うことになります」
「成る程の。 つまり悪魔は種族名、魔族は通称ということじゃな?」
「その通りです。 では話を戻しましょう」
「皆さんから見てもわかる通り、この七つの国ですが、それぞれが違う大陸にあります。 そのため行き来には船などを使うため、時間がかかります。 ですが、各国に緊急時のための転移装置が置かれております」
「年に三回各国のトップ同士で会議を行う場合も此方の転移装置を使って移動を行います」
「一応貿易などで交流は盛んですが中にはあまり友好的とは言えない国もあります。 なので皆さん他の国に行くことになった場合は注意をしてください。 捕まってしまうこともありますので。
では、私の話は以上ですが何か質問はありますか?」
ダルキアンさんが発言を促すと「じゃあ、俺が」「私も質問あります!」と言って次々と手が挙がっていった。
ダルキアンさんが1つ1つ丁寧に次々と出てくる質問に答えていると、何処からか
ゴーン、ゴーンという、鐘の音が響いてきた。
「おや? もうそんな時間ですか……え~それでは皆さん午前の授業は以上となります。 今から食堂に向かいます。 そこで昼食を摂った後、午後からは戦闘訓練がありますので…では、行きましょうか」
ダルキアンさんが歩いていく後を追い、辿り着いた食堂で昼食を摂った後、少し経ってから午後の訓練が始まった。
ーーーーーー
「それでは、今より戦闘訓練を行う!
各自指示された組に別れてくれ!」
勇気達が待っている中庭に騎士団長であるラルクさんの声が響き渡った。
その声に従うように各自が自分の割り当てられた場所に向かって動き始めた。
「それじゃあの勇気、儂と晶は前衛組じゃからお前さんとは別じゃが、お主も頑張れよ?」
「じゃーなー勇気。 また後でな~」
大山くんと神崎さんは僕に挨拶をすると、僕とは反対の方向に歩いていくのを見送った後に、僕も自分の割り当てられた場所に急いだ。
それにしても訓練って何するんだろ?そもそも僕に耐えられるのかな?いいや、異世界に来たんだから頑張らなくちゃ…などとごちゃごちゃ考えていると、意外と早く割り当てられた場所に辿り着いた。
「あたしが貴方達後衛組の担当になった第2王女エリアネーゼよ。 エリアと呼んでもらって構わないわ!」
僕達の前に立っている女の人……エリアネーゼさんはそう僕達に挨拶した。
エリアネーゼさんは腰まである長い赤髪をしており、目元が少しだけつり上がっており、少し気が強そうな印象を受ける綺麗な人だった。
着ている服は動くことを前提にしたようでありながら、美しさを忘れないまるでドレスのような物を身に纏っており、その上から胸当てなどを着けていた。
「前衛組は私の母であり王妃のミラが、中衛組は私の姉であり第一王女のリリスが担当してるわ!」
……にしても何でこの人いちいち大声なんだろ。
そんなことを考えながら、僕の頭に一つの疑問が浮かんだ。
あれ?てか何で王族の人達が僕達の戦闘訓練の担当?普通騎士団の人たちでは?
そう思ったので、怖い気持ちを無理矢理押さえ付けて、どうにか声を出した。
「えっと、すみません。 エリアネーゼさん質問してもいいですか?」
僕は恐る恐るではあるがエリアネーゼさんに質問の許可を取るために声を掛けた。
何故恐る恐るかというと、雰囲気や見た目が少し高圧的で猛獣が目の前にいるような錯覚を覚えるからだ。
「ん? 確かあなたは勇気……だったわね? 何? 遠慮なく言いなさい! それとあたしのことはエリアと呼び捨てでいいわよ! それと畏まった話し方も必要ないわ!」
「それじゃあエリア。 質問なんだけどどうして騎士団の人達じゃなくて、エリア達王族が訓練の担当なの? 普通騎士団の人達がやるのじゃないの?」
僕が疑問に思っていたことをいうと、帰ってきた返答は少し拍子抜けするものだった。
「ああ、それは簡単よ。 ただ単純に私達が騎士団の人間よりも強いだけ。 貴方達も出来るだけ強い人に教えてもらった方がいいでしょ?」
自信たっぷりにエリアからそう言い返されて、思ってしまった。
それじゃあ騎士団の人達って要らなくない?と。
僕の考えていることが分かったのか、エリアは少しだけ訂正をした。
「ああ、勇気。 貴方が考えてることとは少し違うと思うわよ? あれよ! 適材適所ってやつよ! まあ、そんなことはいいじゃない。騎士団の人間には他にやることがあるのよ!」
何か無理矢理感があるが、エリアがそういうので、そう納得することにした。
「他には無いわね? それじゃあ訓練を始める前に皆私の手元を見なさい! 水晶玉が有るのが分かるわね!」
言われた通りエリアの手元を見てみると、そこには人の頭ほどの大きさの水晶玉があった。
「いい? これは貴方達がどの属性の魔法に適正があるのか診断するものよ。 わかった? わかったなら各自この玉に触れていきなさい!」
エリアが言うと、皆は歩いて玉の前までいくと次々と玉に触れていった。
1、2分程経ったぐらいで僕の番が回ってきた。
「貴方が最後よ。 それじゃあ触ってみなさい!」
僕はエリアに言われるままに玉に触れてみた。
すると、最初に黄色、次に赤、青、緑、茶色と次々と色を変えていった。
「凄いわね貴方。 全属性を使える人は初めて見たわ」
「え~と、つまりどうゆうことなの?」
「普通は1つしかないわ! 良くても2つか3つしか使えないのよ。 でも勇気は全部使えるってことよ。 後色の順に勇気の適正が分かるわ!
勇気が一番適性が高いのが雷魔法で、次に火魔法、それに続いて水、風、土の順で適性があるわ」
まさか僕にそんな才能があるなんて思いもしなかったと、驚いていると、
スキル:低級魔法がスキル:全属性魔法に進化しました。
突如として僕の頭に聞いたことの無い声が聞こえた。
「ね、ねぇ、エリア。 いきなり頭の中で声がしたと思ったら、スキルが進化したんだけど、どうなってるのこれ?」
「ああ、その声は気にしなくていいわよ。 スキルってのは一定条件を満たすと勝手に上のスキルに進化するのよ。 で、その時に声が聞こえるだけよ」
エリアの言葉を聞いて、自分が今異世界にいることを改めて再確認した気分である。
つまり僕の場合、僕が全属性使えることが判明したから、低級魔法が全属性魔法に進化したのか。じゃあこのスキルさらに進化するのかな?等と考えていると、
「それじゃあみんな各自自分の属性の魔法もわかったことだし、これから図書館に行き、魔道書を読んでもらった後、練習に移るわよ! 分からないことがあったら、私かそこにいるダルキアンに聞いてちょうだい! じゃ、行くわよ!」
エリアの掛け声と共に僕達は移動を始め、魔道書を読んだ後、今まで使ったことも感じたこともない魔法の訓練が始まった。
ーーーーーー
「ふぅ~、流石に訓練なだけあって、疲れたな~」
僕はお風呂に入りながら、そんなことを呟いた。
驚いたことにこの世界にもお風呂があったようだ。
しかも各部屋に一つずつお風呂が備え付けられていたので、訓練が終わった後に早速とばかりに入ったのだ。
後で聞いてみたところ、ここは王城だから、各部屋に有るだけであり、普通の人達にとってはお風呂は高級なものであるようだった。
今日の訓練の結果としては僕の魔法は色々な属性が使えるが、魔力が余り多くなく連発できるものでは無く、加えて職業のせいで余り威力は無かった。
しかしエリアはそんな僕のことを誉めてくれていた。
「いやー、でもまさかあそこまで誉められるとは思わなかったな~」
僕は今日の訓練での出来事を思い出していた。
エリアは僕が新しい魔法が使えるようになる度に誉めてくれたし、自分のことのように喜んでくれた。
正直にいって、あんな美人に誉められて悪い気はしなし、これからも頑張っていこうとやる気がみなぎってきたが、
「でもな~、もう少しどうにかならないかな~。 職業のせいで敵がいると今以上に弱体化しちゃうから、このままじゃあんまり効かないだろうし」
残念なことに、僕は自分の職業である弱虫という意味がわからないもののせいで、唯でさえ弱いものが更に弱くなってしまっているので、とても実戦では使えない。
どれだけ頑張って凄い魔法が使えるようになっても、強い意志があっても、それを使いこなせるだけの力がなかったらそれはただの無謀でしかないのだから。
「いくら、全属性が使えても、威力なかったら意味無いよなー」
かといって急に魔力が高くなることも無いので、どうしようかと悩んでいると、あることを思い付いた。
「よし! 明日の夜からは図書館で魔法とか冒険に役立つ知識とかについてひたすら勉強しよう。 あ、それと訓練所でひたすら魔法を使って、魔力量も上げていこう」
結局のところ魔力を上げる方法とは、レベルを上げるか、魔力を限界まで使って量を増やすことの二つしかないので、僕は後者を選ぶことにした。
「よし、そうと決まれば明日のために早く寝よ。 明日にでも、夜に使わせてもらえるか、エリアに相談しよ」
僕はお風呂から上がると、体を拭き、渡されていた服に着替えると明日も頑張るぞと気合いを入れた後、訓練で疲れていたのか、思っていたよりも早く、深い眠りについた。
やっと次からはダンジョンにいけると思います。
説明回が長くてすいませんでした。
此れからも宜しくお願いします。
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