プロローグ
初めて小説書きました、おかしいところが多々あると思いますがご容赦ください。
自分は片山 陽一 高校生1年生 15才
まぁ、普通の高校生ってわけではないんだけどね。
2087年現在、人類は大きく進化したんだよ。
1人1人能力は違えど不思議な、魔法のような力が使えるようになったんだ。
異能の能力を持った人間のことを『ネオ』と呼ぶようになったんだよ。
でもネオが増えることでネオによる事件も後を絶たないんだ、警察の方も忙しい毎日を送ってるんじゃないかな?
そんな中、警察だけで解決できない事件がある。それを解決するのが自分のバイト先であるところの【ネオス-超常現象解決事務所-】である。
今は夏休みである。
高校生にとって遊ぶお金は重要だ。朝9:00よりバイトを入れていたため今事務所へ向かってるところである。
バイト先の事務所は東京駅付近にある、街並みを見ながらまったり歩いていく。
実家から東京駅まで中央線で1時間はかかるが、朝早く電車に乗ったおかげで遅刻はしなくて済みそうだ。
東京駅は2014年の写真と比べてみても対して変化がない、東京駅の古い外観は変えたくないというのが国の方針だ。
人の力は進化するが心までは進化していないのではないか?と思ってしまう若い陽一であった。
ちなみに、このことをバイト先の社長へ言ったところ「わかってないなぁ。」と一蹴されたのは今でも覚えている。
考えを巡らせているうちにバイト先のあるTOKYOセンタービルまで到着していた、
事務所はビル最上階にある。
時間は8:30
30分前行動、陽一の性格をよく表していた。
エレベーターで最上階へ行き、自動ドアから事務所へ入る。
事務所に入ると社長がいた、他の社員とバイトはいない。
社員は別の仕事で暫く海外や地方へ出払っていた、バイトはもう1人いるが何時もギリギリの出勤だ、なんの違和感もなかった。
「桂木さん、おはようございます。」
「おう、おはよう。あいかわらず早いな。あと何時も言っていることだが、苗字ではなく下の名前で呼んでくれたまえ、君と私の仲じゃないか。」
「どんな仲ですか、、、」
「恋人?」
「断じて違います!」
「つれないな。まぁいい、早速仕事の話だ。」
この人は 桂木 伊澄 23才 女 社長
大学卒業後【ネオス-超常現象解決事務所-】を設立した人。
日本のネオの中でも5本の指に入る力を持っているとか。しかも美人。
桂木さんに言われた仕事の内容:
最近、異世界からこの世界が侵略を受けている。魔物を異次元の扉よりこの世界へ移動させて暴れさせているとのこと。侵略されているのは国家機密で一般人は知らない。
異次元の扉がある場所へ人を派遣して魔物を駆除しているが、担当者がメンドくさくなってきたためお前が異世界へ行って元凶の調査と解決してこいと。
バイト代は弾む、とのこと。
場所は富士の樹海の中だという、そんな所に魔物が来ても誰も気がつかないだろうに、まして対策を立てられてしまっている現状考えると異世界の侵略者の考えがわからない。
「街中に異次元の扉出現させたらいいのに。」
「いい質問だ、しかしそれは出来ないのだ。富士の樹海が異世界へつながりやすいスポットなのだ、街中なんぞに繋げられん。」
2087年現在、異世界についての考えがある程度認められている。
強い能力者同士の戦いで異次元に歪みがうまれるようになったのである。
そのせいで異次元へ行ってしまう人間が後を絶たなくなったのである。能力を使用した人間以外も巻き込まれるためやっかいである。
一生異世界の人間になる人もいるらしい、助けに行ける人間はごくわずかである。
「じゃあ、自分は今から富士の樹海より異世界に行って調査してきます。」
異世界へ行き何度も自分の世界の人間を助けに行ったことがある陽一は遊びにへ行くような気楽さで事務所を後にしたのだった。