言葉=悲しみ>喜び
投稿第2弾
内容は失恋ですね
言葉とは
喜びを得られる
その反面苦しみを味わうこともある
その時幸せを感じても
後に苦しみや悲しみとぶつかることもある
悲しみに暮れ
何故あの時
あの人はあんなことを言ったのか?
考えたところで
その答えがでるわけでもなく
ただ相手に対する怒りと憎しみが芽生える
どうして?
なんで?
信じてたのに…
『別れよう』
私は彼が何を言ってるのかが分からなかった。
急な発言に頭が真っ白になり
ただその場に立ち尽くすことしか出来なかった。
どのくらいの時間がたっただろうか。
痺れを切らし、この沈黙を破ったのは彼だった。
「聞いてる?」
呆然と立ち尽くし、何も反応しない私に
彼は冷たくそう言った。
冷たい目。
以前までの愛おしそうに私を見つめる彼の目は
冷たく、まして愛など全く感じられない。
「き…聞いてるよ…」
精一杯搾り出した私の声は震えている。
いきなり恋人から別れを告げられたのだ。
動揺してしまうのも無理はない。
「そ。つか、聞こえてるなら返事くらいしてよ」
小刻みに震えている私に
彼はそう冷たく言い放つ。
「ご、ごめん」
彼の冷たい目に今起きていることは
現実なんだと思い知らされ
涙が零れそうな私は
その言葉を言うのが精一杯だった。
「…で?返事は?」
彼の目に感情など感じられなかった。
だたその言葉が本気だということだけは嫌というほど分かった。
「別れたくない!!!なんで!?どうしてそんなこと言うの!?」
とうとう私の目から涙は零れた。
涙と共に私の思いはどんどん溢だす。
「嫌!嫌!嫌!別れたくない!!大好きなんだもん!別れたくない!離れたくない!」
涙は零れ続けた。
それと同時に私の声はどんどん大きくなる。
それでも彼の冷たい目は変わることがなかった。
「あーうるせーな。俺さ、冷めちゃったんだよね」
一体彼は何を言っているのだろうか
「さ、冷めたって?」
私の疑問に彼はため息をついた。
「だから、もうお前を好きじゃないって言ってんの。感情がなくなったの。だから別れて」
彼の表情は変わることなく
僕にそう言った。
私の顔は涙でぐちゃぐちゃになっていただろう。
「嫌、別れない。なんで?『離れない』って、『ずっと傍にいる』って、『ずっと一緒だよ』って言ったじゃない…」
もう涙で汚い自分の顔など気にならなかった。
とにかく別れたくないという思いを彼に伝えることで必死だった。
「うん。確かに言った。だから悩んだ。別れを切り出すこと。でももう無理なんだ。最近の俺のお前に対する態度で分かるだろ?お前にめちゃくちゃ冷たいこと」
確かにここ最近、彼は私に冷たくなった。特別ひどいことをされるわけではないけど
全然話しかけてくれなくなったし、抱きしめてもくれなくなった。寂しい夜にメールをしても
『大丈夫』『大好きだよ』と、以前なら必ず言ってくれていた言葉を言ってくれなくなった。
「それでもいい…離れたくないの…私には貴方しかいないの…」
私は彼に抱きついた。
泣きすぎて力など入らなかったが
彼が離れていかないように
ぎゅっと彼の服をつかんだ。
「ねぇお願い。別れたくない。ずっとずっと私の傍にいて?大好き」
そう言った瞬間、私に激痛が走った。彼に突き飛ばされたのだ。
いきなりの出来事に驚き、すぐに彼の方を見た。
ぞっとした。
彼の表情が初めて変わった瞬間だった。
さっきまでの冷たさは消え、怒りに満ちている。
「うぜーうぜーまじでうぜー!本当に面倒くさい奴。そういうとこがうんざりなんだよ。これは冷めさせたお前が悪いんだからな。今から俺とお前はもうなんでもないから。赤の他人だから。じゃーな。」
それだけ言うと彼は私を置いて去っていった。
一度も振り返ることはなかった。
「なんで…ずっと一緒って言ったじゃない…信じてって言ったじゃない…あれは全部嘘だったの?…」
彼の姿が見えなくなった後も私は一人
その場所で泣き続けた。
言葉なんて
信じたとこで時が経てば
苦しく悲しい思いをするだけ
でも全部が全部じゃない
極、稀に
信じても裏切られない言葉もある
でもそれはどれなのか…
それが分かる人はいないから
人は愛する人を信じ
この人は大丈夫と永遠の愛を夢見るのだろう
読んでいただき
ありがとうございました
あ
こんな内容ですが
カップルは幸せになって欲しいと
願っている私でした