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短編まとめ

人狩りの霊

作者: 深水葉月
掲載日:2012/02/22


「わぁ、ここがK県かぁ!」

 バスの中から好奇心に負けて顔を出した。

「危ないよー」

 友達の莉香りかが私を止める。

 でも、莉香だって興奮してたくせに!


 バスから降りたその先は、とてもあったかくて、同じ国とはとても思えなかった。

 そして、一つだけ違和感を発する不思議な看板があった。

 私はその看板に釘付けになった。

「“夜中出歩きに注意”!!

 心霊現象・人狩りの霊出没」

「・・・?」

「なぁに、それ・・・?」

 莉香も近づいてきて、看板を見る。

「ばかばかしくね?」

 男子が2・3人その看板をけなして歩いていく。

「なら、肝試しと行きましょうよ」

 挑発的な視線で莉香は男を誘う。

「え、私行かないよ・・・?」

「だめだめ!」

「じゃあお嬢さんたちも来いよ!」


 そうして、私たちは怪談のあるの方へと歩いて行った。

 それが間違いだとは知らずに・・・。


 まだ日も明るい。

 しかし、その廃村は暗かった。

 なんというか、雰囲気が。

 すっかりすたれているその村から、元いた方へ行くとその霊は出るそうだ。

 私は、ぶっちゃけ肝試しとか大嫌いで、早く帰りたかった。

 廃村を探険(という言い方はよろしくないが)していると、日はだんだんと暮れていった。


 怖くなった私は、他の反対を余所に一人で来た道を走って帰った。

 なんだ、何もいないじゃん。

 でも、暗くなった道は怖くて、怖くて。

 なるべく周りを見ずに私は走った。

 

 ずいぶんと長い時間走ったように感じて、ふと立ち止まると、そこには無かったはずの橋があった。

 そして、思い出した。

 あの看板に貼ってあった写真を。

 橋から生温かい死体を捨てる男の姿・・・。


 どうしよう、男がいたらどうしよう。

 そして、橋の対岸にいる人と目があった。

 性別は分からない。

 何かを流している、いや、捨てている。

 

 その人は微笑み、橋の先を指差した。

 私は無我夢中で走った。

 そして、



「遅いよ!どこ行ってたの!?」

「え・・・?行くって・・・」

「早く帰ろうよー、もう」

「いや、莉香は?」

「誰それ?」

 いなかった事になっているのか。

 いいや、それとも元々いなかったのか。

「ううん、何もない!帰ろー!」

 バスへ私は乗った。


 帰り際、確かにあったその看板はなくなっていた。




 という夢をみて、本当に怖くて目を覚ましました。ホラー嫌い。

 久しぶりに見た夢がこれとか、なにそれ・・・。

 フィクションも加えています。もちろん。

 怖くないのも仕様です!


 それより雰囲気って「ふいんき」なんでしょうか。

 それとも「ふんいき」なんでしょうか。

 めちゃくちゃ気になる。


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