1話荒野の敵と、夜の過ごし方
彼女が鼻歌を歌いながら、荷車を引きながら歩みを進める。永遠に続く荒野は砂と風の音が聞こえる。
「♪♪♪♪」
鼻歌を歌いながら30分程歩き進むと、敵モブの狼が二十匹程で群れを成して襲ってくる。彼女はすかさず荷車を置き、円盾と剣を構むかえ撃つ。
『ギュルルルル』
『キャン〜〜』
彼女を取り囲む様に、狼は陣取り順番に攻撃を仕掛け、貫かれきり裂かれ盾で弾くを繰り返す。
『ギュルルルルアアアアア』
『キャン』
飛び掛かる狼を、盾で弾きカウンターを食らわせ倒す。狼はまだまだやる気の様だ。
数分後
『ギュルルルル』
一匹が合図すると引いていった。どうやら勝てないと判断したらしい。去った事を確認し戦利品を漁り始める。主に取れるのが、肉と革が大部分を占めており極稀に牙を落す。
牙は砕かれ火薬の原料と成る素材だ。確立が低くあまり取れないのが、ちと不満だな。彼女はそう思い長等回収を続ける。
「ハァー、ようやく終わった。あっ焼かないと」
私わ亡骸を積上げ、松明を投げる。ボッと燃え上がり真赤に染まる。匂いまで再現する運営に対して、何で再現したと、質問したい、臭いし。
移動を再会仕様としたら、日が落ちてしまった。くっ手間取らなければ、もっと進めたのにい、と思いつつ野営の為のアイテムを取り出し設置した。
すると、縦8m横8m高さ1.5m程の囲いが設置され、中に入るためのドアや侵入防止用のトゲとけが、囲いの上に付いている
中は広く、作業等を出来るだけのスペースと荷車を、中に入れられる。
私は荷車を囲いの中に入れ、木材を取出し中央に積上げ、キャンプファイヤーの準備を始める。
日は沈み、暗闇の中を、松明とキャンプファイヤーの光を頼りにして、暇な30分を、過ごす為に作業をする事にした。
私は荷車から、革と専用の糸と針と穴あけを取り出し、革鎧を縫い始める。ナイフで切り出し型に当て形を整え、穴あけで糸を通す為の穴を開け、糸を通して行く。
このゲームの防具を作るのにも、プレイヤースキルが要求される為、防具はかなりの高価値を持っている。武器等もそれなりに売れるが、鉄を温める為の燃料との兼ね合いも有り。私が作るには荷物の総積載量的に難しい。燃料の確保にもかなり難しい。
『ギュルルルルア』
外から狼の声が聞こえ、その数をどんどん増やして居る様だ。私は、剣を握り締め戦闘の準備を、開始する。
作業中の物を荷車に収納し、ドアの前に移動し。万をじして、ドアを空け広げた。
『グルアアアア』
「うお?!」
狼が飛び掛かるのに、驚き声を上げるが、盾で狼の顔面殴り飛ばし、カウンターをかます。
狼はバウンドし、動かなく成った。
『『『グルルルアアアアア』』』
一匹ずつなら、勝てないと悟り一斉に飛び掛かって来た。
『グル?!』
『キャン』
『ギャル?!』
三匹を弾き、次々と『グルルルアアアアア』と唸り長等、飛び掛かってくる。バコン、ズッシュ盾と剣をくししてドア前で必死で食い止める。
一定の狼の数に成ると、囲いを破壊される為、間引かなければ殺られる、恐れが有るため、排除したい。
『ピギャン』
ドア前だど、剣を思ったように振れない、殆どを突き攻撃でズッシュズッシュと突き刺し引き抜く動作を繰り返して居る。いつもだったら、振り攻撃で範囲攻撃出来るがココだと場が悪い、背を任せられるのが唯一の救いか。
「おら。掛かってきな、剣の錆にしてやる」
『グルルルアアアアア』
あの後、朝まで戦闘は続いた。
「ハァー、ハァー、いったいどれだけ居たんだ」
狼の亡骸が山となり、かなりの数が居たと散見される。
「うし、片付けを始めよう」
私は片付けを、開始した。解体して、肉と革を回収する。
肉が多い、干し肉にして軽くするか、捨てるしかないけど、勿体無いので、干し肉にしてしまう事にした。
まずは、干して、棒に程よい厚さにきり分けた肉を差し込み、二十枚分を早速燻し始める。たき火の煙には殺菌作用も有るのでこまま、数時間掛ける必要が有るのだが、ここはゲームなので、数分で完成する。
うん、美味しそうな匂いがする。さっそく、ガジガジとかじり付き食べ始める。空腹状態ではかなり、歩く速度が落ちるので、お腹の管理も重要で、いざと成った時に逃げられないゾ、と成りたく無いし。
兼ねてから、狼の出現が少い地域だった筈の場所なのに、この数は少し運営の意地悪な気がする。プレイヤー同士ならチャットで盗賊や狼の群れを、見た情報は直ぐに確認出来る。対策をされてランダムポップに変えられて居るのだろうか?、むむ、掲示板にここで襲われた事を、チャットに打ち込んで行く、(計五十匹を殺害、なおも数多く警戒してください)と撃ち込んだ。
ピコン、ピコン、と反応が早くも始まって居る様だ。
「さてと、そろそろ開拓村へ、い こ う?」
既に日が落ちている。二日目が決定し、再度夜間戦闘に備え、武器を確かめる。何の変哲も無い、短めの剣だけど扱い安く、振りも早いコストも安いから、使い勝手が良くて愛用して居る。次は盾の方は円盾と呼ばれる物で扱いが容易く防御力特化して有る。
『『『グルルル』』』
「また。きたの」
彼女はまたしても狼の群れに襲われ、無言で狼を屠り倒し続け、朝まで続いたのでたった。狼の肉と革の回収を諦め燃やす。
流石に荷車の容量と積載量にも限りが有り、流石に諦める。クソ折角倒したのに。




