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さぁ、話が難しくなって済まない。


そして、ここに書く話はさらにややこしい。

一般の方は読み飛ばしてもらって構わない。


ここでは、僕の仮説に対する大きな問題点を提示する。


それは、「システインは特別な物質ではない」ということだ。


僕は確かにシステインを摂取した際に、「効果時間の長いダイオフ症状のようなもの」を自覚する。

この「効果時間の長いダイオフ症状のようなもの」を「システイン症状」と呼ぶことにしよう。

そしてこれは、ネギ、ニラ、ニンニク、大豆を摂取した時に起こる現象に極めて類似している。


単純に考えると、これらの食材の中にシステインが多く含まれるのではないか、となるかもしれない。

確かにこれらの食材の中にもシステインは含まれているらしい。


しかし、大きな問題点がある。

システインはアミノ酸の一種だ。

アミノ酸ってのは肉類に多く含まれる成分だ。

アミノ酸の一種であるシステインは肉類にも多く含まれるのだ。


したがって、この理屈で言えば、豚肉、牛肉、魚介類、その全てでこのシステイン症状が生じるはずである。

しかし、これらの肉類の摂取はシステイン症状はおろか、ダイオフ症状も生じないんだ。

肉そのものは僕らにとって極めて安全な食材だったんだ。


これは明らかに僕の仮説に矛盾する現象だ。

そして、この理由については、今現在も皆目見当がつかない。

僕の能力ではここに適切な答えは用意できないのではないかと考えている。

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