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時々、加筆修正を加えているから、少なくとも前回のエピソードから見直してくれるとありがたいよ。
さて、続きを書くね。
僕は長年、ダイオフ食材の摂取でカンジダ菌を殺そうと試みてきた。
苦しみに耐えながらね。
でも何年たっても一向に症状が良くならないんだ。
むしろ悪化しているようだった。
僕はここでアプローチの仕方を変えるんだ。
カンジダ菌を除菌すること自体はたやすいことだ。
カンジダ菌を殺菌する作用のある食材も薬もたくさんあるからだ。
問題はカンジダ菌が死滅した時に放出される毒素だ。
この毒素によって体はダメージを受けている。
仮にこの毒素に対して対処することが可能なら、ダイオフ症状は緩和され、ダイオフ食材の摂取はより簡単になるだろうと考えた。
そうであれば、次に考えることは、当然、この毒素の”実体”だ。
カンジダ菌が産生する毒素って何なんだ?
細菌が毒素を産生する例は、多い。
食中毒を起こす細菌だって、毒素を産生している。
そうやって細菌の菌体内で産生された毒素は基本的に肝臓で分解することができる。
人体で毒素を分解している臓器は肝臓なんだ。
僕は、肝機能を上昇させるサプリメントを試した。
オルニチンとかウコンとか、それも結構いろんなものを試した。
オルニチンは若干ダイオフ症状の発現時間が短くなる気がした。
ウコンはそれ自体に抗カンジダ作用があるらしく、ダイオフ症状が生じたため、持続できなかった。