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ありのままの自分を愛する

誰もが生を受けてから一生懸命に生きている。


自分の場合は子供の頃から身体が大きかった。身体が大きいと年上の子供と喧嘩もでき、時には頼りにもされた。けれども中身は子供なので威嚇したり虚勢を張り内心ビビっていたことが多かったと思う。逆に歯向かわない性格や慕ってくれる人には積極的に優しくしていた。自分中心の関係性を構築し、意に反する対象を排除してきたが、コミュニティが大きくなるにつれ軋轢が生じた。部活も仕事も運動神経や思考能力や判断力や集中力は人並みなのでそこそこはできるが大成はしなかった。

 会社を辞めて酒場に入り浸り安心した。皆が満たされない何かを酒で満たしていることに。自分より賢い人、愚かな人、成功している人、失敗している人…

たまたまバーのマスターになり、満たされないナニかを満たせると錯覚しだした。言葉はより鋭くなり粗雑になった。離婚を2回経験しうつ病から復活してきた人生経験の豊富さを売りにして人を決めつけ、下ネタを語りながら自分の本質などこんなもんだと伝え、他人は変えられない、変えられるのは自分だけだと諭しお客さんを増やしていった。


道化であることが心地よかったのかもしれない。


こんな自分にお似合いだと。


そんな自分にも久々に春がきた。その女性は学も教養も社会的地位もお金も自分で努力し勝ち取った人間だった。今まで出会ってきた女性で一番面白かったから惹かれた。


女性なんて、人間なんてこんなもん。と諦めていた筈なのに夢を見させて貰った。おおよそ自分の人生では体験することのないことを体験させてもらい、不出来な自分を救おうと真剣に向き合ってくれた。初めのうちはそんな美味い話があるわけないと懐疑的だったが、真摯な言動に心を打たれていき自分を律するようになった。あー、世の中にはこんな素晴らしい女性がいるのだと。


出来る人には出来ない人が理解できない。

小さな不平不満が不安定さで加速され暴発した。すると他の女性となんら変わらないことに気づいた。寧ろ感情的になった直後でも反射的に理詰めされた。それこそ、はじめはこちらも威嚇したり反論をしていたが、どうやら攻撃している意図はないらしいことを何度か衝突するうちに学んだ。話を聞くことや謝罪することに専念した。しかし、どうやら怒りの根源みたいなものは別にもあることを感じた。

おそらくこの喧嘩は上手に出来ない自分への怒りをこちらにぶつけているのではないか?自分はその捌け口にされている?

そう考えると数時間前まで、にこにこと幸せそうな表情だったのに烈火の如く口撃していることに納得することができた。

このような素晴らしい女性に捌け口にされているのも少しだけ誇らしかった。しかし、別れをチラつかされると俄然こちらも反論したくなるし反論した。

ちげーだろうと、今後も心の底から本当に関係を続けたいのであれば、今までの恋愛経験上、自分から別れはチラつかせない。


別れをチラつかせるのは交渉なんだよ…

真に相手のことを想うのならば、好きだからお願いとなるから、そこには論理もプライドも存在しない。

ただ、だだあなたと一緒にいたい。それだけになる。


だって自分の半身のように感じているのだから、心が悲鳴をあげて立っていることもできなくなるんだよ。


今回、あまりにもな当てつけで、こちらもキャパオーバーして挑発に乗ってしまった…


他人は自分を写す鏡、多分、今このときに出会えたのは何かの縁なんだと思う。


あなたが我慢していた分、私も我慢しているよ。

これが飲み込めないのならば、そのときは本当の終わりだと思っている。


攻撃されていると思うときは自分も攻撃しているんだよ。それはとてもとても破壊力抜群でHP1になるくらいの。

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