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大切な人(兄)
兄はショタ好きのお姉さんが好きそうな少年だった。
黒髪ぱっつんで国立の幼稚園、小学生の制服が似合う少しおどおどした美少年。弟の面倒見も良く私にはお兄ちゃんとしてリードしてくれていた。
中学生までは兄の友達と遊ぶことも多かった。
鬼ごっこをしても豆という制度で捕まえられても鬼になることはなかったが必死に逃げて楽しかった。
たまに兄と友人が私と遊んでくれなくて拗ねたこともあったし、兄のプラモデルを壊して拳骨を貰うこともあった。
兄弟喧嘩をよくしていたと思うが多分私が悪かったのだろうと思う。
野良犬をこっそり飼ったりして父が捨てに行ったこともあった。
市民プールの具なしラーメン美味しかったな(笑)
『弱い者を守りたい、大切にしたい』というのは兄の影響が強いのかもしれない。