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天獄  作者: 叢雨
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Game starts. First floor Chapter.1

人狼用語、結構出ます。頑張って。

 紙に書かれていた文字、たった二文字、人狼。

 その文字を見て、僕はゾクゾクしてきた。ばれないようにしないといけないスリル、人を殺せる楽しみ、すべてにゾクゾクしていた。再びアナウンスが入り、食堂に向かうことになった。

_____________________________________________


 食堂に着くと、ほぼ全員そろっていた。全員神妙な面持ちだ。僕は悟られないように真顔でいた。自分の前には名札が置いてあった。当然自分の名前が書いてある。ヒトハ。誰がいる中見渡してみた。男子5人女子5人の計10人だった。男子は、カズト、ユウキ、リュウゴ、リョウヘイ、僕。女子は、マリ、スミカ、ヒミコ、マユ、ナツキ。

『えー。全員そろったようなので始めさせていただきます。話し合える時間は、日没まで。CO(カミングアウト)もご自由にしてください。処刑する人を話し合いから決めてください。』

 沈黙が続いた。最初に口を開いたのはマリだった。

「このまま黙っていてもらちが明かないので、はじめよ。占い師の人誰?」

「わたしです。」「僕だぜ!」

 二人が同時に名乗り出た。ユウキとヒミコだ。

「それで占い結果は?」

「初日ありだっけ?」

「あるよ。初日は一人勝手に占われてて、狼じゃない人が占われてる。取り敢えず、わたしから言わせてもらうけど、マリちゃん白だった。」

「やったね。片白だ」

「僕は、カズトで白だったよ。」

 無反応。緊張してるらしい。

「とりま、グレー吊り安定か?」

「いや、まって。霊媒師でてしきってもらお?」

「お前じゃないん?」

「ちがうよ」

 マリじゃないんかい。霊媒師だから仕切ってるのかと思った。

「ウチです。」

「ナツキ、仕切れるか?」

「無理だよぅ。殺すかどうか決めることになるんでしょ?」

「ああ、ま、お前には無理だろうなww」

「リュウゴ!その言い方はねえだろ!」

「え、ゴメンゴメンww」

「リュウゴ・・・黒目高い」

「カズト、それなー。村徳ではないかなー」

「え、俺吊んのw?」

「だろうよ」

「初日はグレー吊り安定だし、一番黒っぽいのお前だから。」

「回避はあり?」

「え、あー、あり」

「CO・パン屋。対抗は?いないだろうけどww」

 誰もいない。

「俺確定!」

「村得なさげだけどなー」

「え、じゃあ誰吊る?」

「一番村得ないのは寡黙気味な人。」

「今のところほとんど話してないのは、スミカちゃんとリョウヘイかな?」

「えー、だって何言ってんのかさっぱりだもん。アハハ」

「笑いごとじゃないんだけど」

「,,,,,,,,,,,,,。」

「スミカ、なんか言ったか?」

「誰も傷つけたくない。私が守る」

「あ、なるほど。おまえ、狩人か」

「いやー?狩人はあたしだよー?」

「対抗CO?」

「偽物はー、いらないからー、どっちか処刑だよねー」

「せやな。取り敢えず、話し合って。」

「そうだねー。君は静かすぎるから、怪しいと思うんだけどー?」

「確かにね。でも私が死んだら、誰かが殺されちゃう」

「いやー、あたしが真狩人だから何の問題もないよー?」

「そ、そんな・・・」

「反論できてないね」

「そ、そうだね。こ、心苦しいけど、い、致し方なしかな」

「もういいよ。知らない」

「GM。決まった」

『承知しました。一階の方々は今日はこれ以上処刑についての会話を一切禁じます。考察等は自由にやってください。』

 誰も何も話そうとしない。それはそうだ、人が死ぬんだからな。

 沈黙が続いた。そして、日が暮れた。

『はいはーい。一階の人は全員、大広間に来てください。』

 全員立ち上がり大広間に向かった。大広間に準備されていたのは、植物だった。

 いつか、どこかの科学系投稿者が言っていた、トリカブトという植物に酷似していた。

『処刑される方、こちらへどうぞ』

 スミカは、まっすぐ話している人に向かった。そして植物の葉を渡され、

『飲んで』

 そういわれ口にした。目が大きく開いた後、少し苦しんだかと思うとその場に倒れた。僕たちは全員息をのんでいた。

 あっけにとられているうちに、彼女は遺体安置袋(?)に入れられてどこかに連れていかれた。

『さ、部屋に戻って、食事をとりなさい。とらなかったら殺します。それから夜の行動をしてください。』

 全員それぞれの部屋に戻った。僕はすぐに、相方にメールした。

〈だれ噛む?〉

《そうだね、狩人COしてるマユか、なんか仕切ってるマリか・・・》

〈うーん、マユかな。狩人だし無難だ〉

《おけ。》

 そしてGMに誰を噛むか送った。結果は・・・

それぞれの癖・一人称

ヒトハ:ゲームを動かすことにおいて、最低限しか話さない。僕

カズト:寡黙気味。テンパることが多い。ボク

ユウキ:話し方に勢いがある。僕・俺

リュウゴ:人を煽るような話し方をする。俺

リョウヘイ:明るい。あまり的を得た発言をしない。おれ

マリ:あほの子。たまにずれたことを話す。わたし

ヒミコ:冷静。淡々と話す。私

スミカ:寡黙気味。小声で、何を言ってるのかわかりにくい。私

マユ:語尾を伸ばしがち。あたし

ナツキ:テンパることが多い。臆病。ウチ

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