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百合妄想  作者: モク
2/14

部活の帰り道(先輩と後輩)

 私は部活終わりの女子の先輩に飛びついた。

「せんぱーい!」

  すると先輩は、私の頭を殴ってきた。

  痛い!

  私はお返しに先輩の、汗まみれの服を嗅いでやる。

  クンカクンカ。

  すると先輩はとても恥ずかしがった。

「ちょっとお前やめろって、汗まみれだからホントにやめろー!」

  こんな先輩が、見られるのはとてもレア、ソシャゲのガチャなら最高レアクラスにレアな先輩だ。

  これはカメラで撮らないわけには、いかない。

  私はスマホを取り出して、写真を撮影しまくる。

  パシャパシャっと。

  しかし先輩は、私が写真を撮っていることに気がつくと、先輩が食べているアイスを私の口の中に無理矢理押し込んできた。

  私は一気に恥ずかしくなった。

  そして先輩は、私がもごもごしてる間に私のスマホを奪いとった。

  やばいあの先輩フォルダー見られたらホントにヤバイ。

  先輩は多分さっきの写真を削除して、次々に新しい写真を見ていく。

  すると先輩は、突然照れた表情で私にスマホの画面を見せてきた。

「この写真ちょうだい」

  画面に写っていたのは、この前私がプールに行った時の水着写真だった。

  私は先輩に飛びついた。

「あげますあげます! 先輩になら全部あげます!」

  先輩は照れた表情で頰をポリポリと掻いていた。

  その後キッチリ先輩フォルダーは、見つかりキッチリ怒られました。


  部活の帰り道、私は後輩に抱きつかれた。

「せんぱーい」

  私は勢いで、後輩の頭を殴ってしまった。

  申し訳ない。

  すると後輩はお返しといわんばりに、私の汗まみれの服を嗅いでくる。

  当然私は、恥ずかしくなった。

  だって私の匂いを後輩が、嗅いでるんだよ? 好きな後輩が私の匂いを嗅いでる。

  考えれば考えるほどやばいので、すぐにやめさせる。

「ちょっとお前やめろって、汗まみれだからホントにやめろー!」

  本当にやめさせたい理由とは、違うけどまぁいいよ。

  すると後輩は私の照れた表情を、撮影し始めた。

  私はとりあえずそのスマホを、奪い取る手段を考えた。

  パシャパシャと写真を撮っている後輩に、私の食べかけのアイスを押し込んでいく。

  後輩がもごもごとしている間に奪いとった。

  私はとりあえずさっきの写真を削除して、他にも私の写真がないか探していると。

  発見してしまった。

「この写真ちょうだい」

  私はそう言いながら、スマホを後輩に見せる。

  すると後輩は、また抱きついてきた。

「あげますあげます! 先輩になら全部あげます!」

  私はその言葉に、照れてしまい頰をポリポリと掻いた。

  その後もうちょっと写真を漁っていると、先輩フォルダーというのを見つけてしまった。

  その中には私の写真がいっぱい入っていた。

  結構ギリギリな写真までもが入っていた。

  私は後輩キッチリ怒った。

  でも私も後輩フォルダーを持っているので、削除はしないであげた。

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