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ヒズナァ水滸伝~刹那の悪い予感~  作者: 上原碧桜(あおさく)
6/8

刹那の生まれた理由

さてさて、今回、刹那みつ子と如月あずまが、生まれた真実を

知ることになります。

ニワトリ人間で生まれてしまった理由、そして国への怒り。

科学研究は、続々と進んでゆくのであった。

町の声が聞こえると、静かに佇んでしまいそうな川が

あって、ヤングマン市と、K市を結ぶ境界線があります。

「キソイ川」と呼ぶ、町と町を結ぶ川がある。

キソイ川の話は、ほとんどどうでも良い話である。



調理師コックは、黙々と、とり

焼いている。

鶏を焼いても焼いても、腐ってしまうものだから、

その辺に置いたニワトリを目的として、

ニワトリをライフル銃で撃ちこみ、そしてコック軍隊が

それを狙って、ニワトリを殺戮しながら、

調理師コックに死んだニワトリを渡してから、

そこから調理をするのである。

刹那はいつも思っている。

コックと言う名前の調理師を、私らが狙われている。

だから、竹の槍を使って、コックを締め付ける作戦を

毎回考えては、失敗するのです。

ただ、ニワトリ+人間のハーフでありながらも、

人間の気持ちを持った刹那が、どれだけコックに

殺されることのないよう、説得したのかがわかりません。

「私らは、何もやってないのに・・・。」

コックは、最近、庭を荒らすニワトリが憎いのだ。

だから庭を荒らされないよう、ニワトリを射殺するよう、

軍隊に頼みごとをするのだ。

「悪いやっちゃなぁ~。」




ヤングマン市の中には、ニワトリの人口約1万1千匹を

占める町ではあるが、ちょうど作者が住んでる町の人口と

同じである。

それだけニワトリの数が多すぎる!!

隣の国、K市の人口は、約10万人ほどだと思うが、

はっきりとした地名がわからず、カニボコ市なのか、

カニタマ市なのか、わからず、皆さんの中で空想を言う

都市であることには間違いない(笑)。

作者の意図があって、K市と名付けている。

何故、刹那の生まれ故郷が、K市となっているかを

説明しましょう。

刹那はもともと、ヤングマン市のクシャミ村と言う、

北に位置する村に住んでいたようだ。

そこにはニワトリの数が、6百人ほどいて、

人間の数がほとんど、ただのばばぁと、じじぃだらけと

言う、前代未聞の町であることには、作者は原形を

留めない。

ただ、出身地を、Kの頭文字をとって、クシャミ市に

するのは、縁起もないことであって、

ニワトリを養鶏所にしてしまうほど、そこは荒れた

土地にはしたくなかったのである。

ヤングマン市には、ニワトリ+人間様と言う、

ハーフの妖精が、2人以上いることは、

まだ刹那もはっきりとは知らないのである。

だから、ヤングマン市は、YMCAを名乗るほど、

西城秀●伝説を作らないためである(笑)。


「刹那は、鳥人間だ!」と差別を受けながら、

刹那みつ子だけが、追い出されるかたちとなった。

ヤングマン市を出た後、刹那が1歳の頃に、

「私は、人間ではない。鳥人間の妖精です。」と、

親から聞かされていたのだから無理もない。

父親がニワトリなので、父親の言葉を知っている刹那が、

調理師コックの存在はない。

だって、ニワトリの言葉を知ってる以上、

人間です、、、なんて言えないものである。

そもそも、刹那みつ子の父親は、何でニワトリなので

あろうか、そこを否定することもできない。

昭和時代初期に、戦争がありました。

第二次世界大戦中、ニワトリの精子を人間に与え、

そして、現代の日本に帰り、どんどん自然科学が

発達してきた頃、「体外受精」と言う方法が可能になった。

ニワトリの子どもとして、刹那みつ子を産むことに成功したのだ。

だから、この物語は、刹那みつ子が、

なぜ、ニワトリ人間になったか、妖精で生まれてしまったのかが

明らかとなった。

父親の存在は、ニワトリそのものである。

だけども、父親は、第二次世界大戦前に生まれているので、

現代で刹那みつ子を産むことは不可能である。

だが、その日、防空壕の穴から、ニワトリの精子が見つかったのだ。

その精子を、現代の日本人が、科学研究を始めたと言う。

まさに恐ろしい実験をしたのである。

ニワトリの精子と、人間の卵子、つまり、ニワトリの男性と、

人間の女性の受精卵を孵化?いや、受精したら、どうなるのかの

実験が、行なわれた。

そこで、二つの遺伝子が出てきたのだ。

ニワトリ人間の物語が、刹那には、もう一人の兄がいたのだ。

だから、どこで私たちが生まれたのか、

考えてみただけでも、恐ろしいのでしょね。



同じ父親から、二つの精子をもらい、そして凍結術と言う

方法で、精子を寝かせたまま、約80年以上も経て、

刹那みつ子20歳と、如月あずま21歳兄が、

生まれていることを、国が発表していたのだ。

それを科学物質の力を経て、私たちが生まれたのも、

神様のいたずらだとしか思えなかった。

調理師コックは、その存在を知っていながらも、

「国が、ニワトリ人間を作ったことを隠して、

私たちは間違えて調理してしまったら、それこそ

問題だ。奇計だ」と、強く反論している。



「スタップ細胞はありません。」

その言葉に、ウソがあれば、これこそ、

国の問題であることは間違いない。

誰がこんな研究を始めて、鳥人間を作ろうと

思ったのかが、わからないが、

刹那みつ子たちは、父親の存在を恨むよりも、

この研究をした人たちを恨み続けるのである。



そして、私は、お兄ちゃんを探さなければ、

ならない。

どこの小節で、会えるのであろうか。。。



-続く-

+++++++++++

上原碧桜うえはらあおさく

1982年5月岐阜県生まれ。

作者は、小説よりもマンガが大好きなのである。

土日のいずれかは、必ず、漫画喫茶に

立ち寄っていると言う。

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