如月あずまの鳥人間の生き方
「これから鶏を狩りに行くぞー」
如月の仲間たちが、一斉に声をかける。
鶏を狩ってどうするんだ、って話ですが・・・。
つまり、こうゆうことだ。
鶏を殺めて、串刺しにするのですよ。
焼いた焦げたパンの匂いがした。
鶏を飼ってる民家を探す。
Y市で探したほうがいいのか、
K市で探したほうがいいのか、
Y市には、猪やら、チャボやら、
いろんな動物が、野生として棲んでるから。
きっと、良い狩りが出来そうだ。
7月は、サウナに行くとか、プールに行くとか、
そんな滅多には行かないような、場所には行かない。
ただ、鶏を飼っていた市民がいるのだ。
それを捕まえるかのように、逃げ足だけはすばしっこいが、
敢えて鶏さんも、自由自在に動く操り人形のように、
檻の中に入れられているようだ。
そこに人間様が、入るって、何事ですか。
これをどうやって狩るか。
狩るもくそもあるか、檻に入れられてるんだぞ。
どこかで聞いた声がした。
タララータララータラララ~ン♪
タララータララータラララ~ン♪
ミッキーマウスの音楽じゃねえの。
それにつられて、鶏が暴れ出してきた。
今度は人間様を襲うかのように、爪で人間様を
引っ掻いて、爪痕を残して、鶏を狩って、
焼き始めた。
毒素が出る中、人間様が食えるもんじゃねえ。
良かったら、イナゴの天ぷらにしようじゃねえか。
何だか鶏肉にしたいって思っていたが、
程遠く、鶏の足を焼いて、まるでゲソを食べてるかの
ような調理をし始める。
調理師がそんなこと言ってたらダメだ。
今年のY市の鶏肉市場はな、全国1位なんだぞ。
鶏を大量に作ってしまえば、鳥インフルエンザにも
なりかねない。
だから、毒素なんて無いってば!!!
しかし、鶏は鳥なだけに、にわとりもまた、
鳥であった。
何だか、鶏を狩って、焼く。
何てえげつないことをするのだ、人間様たちは・・・
(笑)
育てればいいものを、すぐ殺して、人間様の餌に
している。
さっきから、人間様って言うけれども、
如月あずまは、人間様ではありませぬか。
だったら、鶏のえぐいところだけを抜いて、
にわとりから、卵を孵化させるほど、
にわとりの調理法なんていくらでもあるの。
如月は、こんな残酷な焼き加減で、人間様が
思ってるような焼き方を考えると、
鳥人間になってしまわないかと、疑ってしまうのであった。
また、聞こえる。
タンララー♪ タンララー♪
タンララララ~ン♪
ミッキーマウスのメロディに乗せて、
如月がようやく、鶏を狩って焼いた、
すがた焼きを、ご馳走になりました。
妖精の羽根が生えているとも知らず如月は、
人間様の血が通ってるほど、人間様と妖精の
ハーフである。
飛ぶことはできないが、羽根をヒラヒラさせるのは
できる。
ずっと推し悩まされていた現実が、
妖精と人間様のハーフで生まれた、如月が、
妖精である俺でさえ焼かれてしまうんじゃないかって
思われても、不思議ではなかった。
でも、妖精でも、鳥インフルエンザになってる
ニワトリの姿を焼くと言うのは納得いかぬ。
だって、鶏食べたら、死んじゃうんだよ・・・。
感染するんだよ・・・。せめて、毒素だけは抜いて!
読めなかった。
悪い予感はしていたが、市民が飼っていた
鶏を、クワみたいなもので残酷に殺し、
そして、たき火で焼くと言うのが、信じられないと
思いました。
如月あずまは、人間様と妖精の戦争でも始めようかと
思いながらも、如月は、妖精を動物としてとらえ、
争いごとが始まってゆく・・・。
と言う物語にした!!
刹那の悪い予感~ヒズナァ水滸伝~の第一章を読むと、
如月はY市の妖精の国で生まれている。
そして、如月と言う名づけの親が、ニワトリだったと言う。
何それw
もともと、如月の卵は、ゆでたまごの中に
入ってる、黄色い部分なのだ。
湯で沸騰させると、黄色い部分から、如月(妖精)が
生まれているのでしたら、卵の成分はいったいなんだろう。
そして、卵の産みの親が、ニワトリだからです。
さっき、如月が、俺も焼かれてしまうんじゃないかって
感づいていたが、もともと、如月が大きくなれば、
ニワトリになるのだろうって、誰もが思うだろう。
そこは違うw
如月が生まれた卵は、ニワトリから生まれたのだが、
人間様とニワトリ両親から生まれたから、
ハーフとして、妖精が生まれただけの話だ。
ずぅ~っと、言ってる。
ずぅ~っと、ニワトリじゃないって言ってる。
クチバシもないし、尻尾もない。
どうやったら、如月みたいな妖精が生まれるんだよ。
これは、次の章でわかってくると思います。
Y市からK市に旅を出た、如月が、二本足で立っている。
人間様と同じ血がつながってるので、如月の足は、
人間そのものだったのだ。
強さなんて関係ないし、攻撃力なんてのもない。
ただ、受精卵の部分で、化学反応を起こし、
ニワトリ+人間様で、黄色い卵を産み、そして、
妖精が生まれる。
本当に、あり得ない話ではある。
最初見たとき、蟻さんの行列みたいに、
軍隊を運ぶ役割があるかと思いきや、
如月の気質は、飛べない、走らない、歩けない、
ただの、鳥人間だからさ。
如月本人は、自然淘汰で、成り行きで生まれてきて、
生物の次元では、人間様とニワトリのハーフなんて
聞いたこともないだろうし、ところで受精卵のあそこは
どうなってるのかも知りたいと言う、
視聴者は全く持って興味津々なのである(笑)。。。
ってゆうか、ニワトリと人間様が結婚して、
子どもを作ってしまうとなると、どんな生き物になるか、
想像して下さい。
受精をする前に、死んじまうで・・・(苦笑)。
ところで、この話は、鶏を焼く話から、妖精を焼く話に
なりまして、焼かない人間様は、当然である。
人間様を焼いてしまったら、「実刑判決!」が
必ず出てしまうので、これ以上言わない。
そもそも、鶏肉にしたかったので、バーベキューでも
する話かと思いきや、けっきょく、鳥人間なんだと・・・。
鳥人間ってことは、妖精っぽいのが生まれる。
創造で考えてみて下さい。
俺の後ろについてるたまごは、刹那が生んだたまごだったから。
ミッキー少女さんにも、鳥人間だと言う、Wハーフだと
言うことに気づいた。
これってもしかして、あの物語をヒントにしてるんだよね。
アヒル口調の、ジョー●曹だ!!!
Y市の地域が、今になってわかった。
そのY市の地域は、ヤングマンと言う地域であった。
ヤングマン市は、人口はすべて、鳥人間に囲まれている
小さな地域だ。
地区って言わず、地域なんだってことをここで
書いておきたい。
そして、ふしぎな地図を手に入れたのです。
<続く>
如月編。第1章
上原碧桜
1982年5月岐阜生まれ。
小説家