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異世界で黒猫君とマッタリ行きたい  作者: こみあ
第8章 ナンシー
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* ここまで(6〜7章)のお話(黒猫君談)

6〜7章のまとめです。一応間話としても読めますが、読み飛ばしても問題ありません。

 俺達はナンシーに行くはずだった。


 狼人族に攫われたあゆみが無事帰ってきたはいいが、なんか街の暮らしに戻るかわかんねーとか言い出しやがった。

 そんなにアイツらがいいのか?

 いいよな、俺だって惹かれる。森の暮らしとかバッカスとか。元々色んな国でバックパッカーやってた俺には、こっちのがゼッテー向いてるし。タッカーに色々かき回されたが、無事麦も収穫出来たし、狼人族も街と協力してやってけそうだし。

 あとはナンシー行く前にちょっと稼げるもん作っとくか。

 軽い気持ちでウイスキー工房の親父焚きつけてジャガイモから白ウイスキー(ウォッカ)を作らせることになったんだが。

 あゆみにナンシー連れていけない理由聞かれてマジで困った。

 俺身体は猫だから、あゆみの匂いキツくなってんのちょっと前から気になってたし。あ〜言いづれえ。月に一度のヤツがもうすぐ来るって、あゆみなんで自分で気づいてねえんだ。まあ、怒らせちまったけどなんとか伝えて、連邦にタッカーの仲間が繋がってたのも確認した。


 あゆみが大人しく引きこもりやってる間に、裏組織の奴らが襲って来た。キールの代わりに隊長になったアルディの戦闘やら、キールの時間停止魔法やら、バッカスの肉弾戦なんかで抑えつつも圧倒的な数の差に追い詰められ。最後の博打で放った俺の固有魔法は、おっそろしい天変地異の地割れを引き当てた。まあ敵が可哀想な程の圧勝。でもこれ威力ハンパなさすぎて使いどころねえよ。

 俺たちがそんなことやってる間、部屋から出られないあゆみは一人くさってた。仕方ねえよな、匂いキツイし。

 だがそこで突然、キールが俺とあゆみを夫婦だって宣言するって言い出した。いや待てよ、まだそんな、俺、告白もしてねえんだけど。

 月に一度のアレで気が立ってるあゆみになんとか告白しようとあれやこれやするうちに、匂いに負けて押し倒しちまって、いや告白するハズがなぜこうなった!?

 結局キールは正式に俺たちが夫婦だって発表しちまうし、あゆみ怯えさせちまったし、自分許せねぇし、俺は試作の白ウイスキー片っ端から試して酔の彼方へ逃亡し。そんであゆみにこっぴどく叱られた。そんで許された。

 電撃魔法尻尾から叩き込まれて丸一日寝込んだけど。


 そして今度こそ、舞台は北の大都市ナンシーへと移っていく。

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お読みいただきありがとうございました。
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