第一章 第2話 スキル
むちゃくちゃです
アドバイスください
(へぇ、これが魔導書ねぇ・・・・)
俺は夫婦共同の書斎にいた。理由は簡単
俺は、先ほどの母の魔法を見て、魔法を使えるようになりたいと思ったので魔法の使い方とか書いてある魔導書を探していた。
マリの背中に乗って魔導書がありそうな夫婦共同の書斎に入った。
書斎には40~50冊くらいの本が置いてあり
本棚の一番上の右端に一つだけ色の違う真っ赤な本があった
(たぶん、あれ魔導書だ!)
すぐに、あの本取ってほしいなーという目線をマリに送る
するとマリは「ワン!」と吠えて
ジャンプして一番上にあった本を咥えてとってきてくれた。頼もしい・・・・
マリが撫でて!ねぇ撫でて!という目線でこちらを見てくる。
マリがとってくれた本を右手にもらい左手でマリをなでる
「クウ~ン♪」
俺がなでるとマリは嬉しそうに尻尾をパタパタとさせ、俺の顔をなめてくる
おかげで顔中べたべたで生臭い。だけどいやな気持にはならない。
左手でマリをなでるのをやめる。少しマリが残念そうな顔をしたがすぐにいつものような元気に戻って、疲れたのかすぐに寝てしまった
俺は眠るマリーを置いて魔導書の中身を開く
そこであることを思い出す
(・・・・・・俺、字読めねぇじゃん)
(うわぁ、マジ最悪だぁぁあ。会話は理解できるけど、俺この世界の文字全くしらねーじゃん。)
やらかした
なんか俺がこの世界の字を読める前提で話を進めていた
なんですぐこんなこと気が付かなかったんだろう。
自分はすこし・・・いやかなりアホであるということを再認識する。
前世では俺は、よく人からアホと言われることがあった。
自分では何がアホなのか、わからなかったが今初めて実感した
(あー、なるほど。こゆとこね。なるへそなるへそ・・・・・・もぉーマジ字が読めるようになりてぇ!)
その瞬間俺の頭の中、脳内に直接声がする
「マスターの願いにより、特殊スキル《文字理解》のスキルを習得」
え?今なんと?てゆうか誰?なんで脳内に直接しゃべりかけてきてるの?
は?は?。
突然の出来事にビックリする
数秒その場で固まっていると、再び声が聞こえる
「マスター私はあなた自身の僕であり、あなたの生まれながらに持つ固有スキルです。ご理解いただけましたか?」
(あっ、そうなんすか、なるほどなるほどっ・・・・・・・って理解できるか!)
兎に角、分かったことがある
この世界には、世界で自分しか持たない固有スキルと誰もが会得することが出来る特殊スキルってのがあるらしい
特殊スキルは誰でも会得しようとすれば会得できる。まぁ才能が有ればの話らしいが
変わって固有スキル、これは世界で選ばれたごく少数の人が生まれながらに持っているスキルのことでる。固有スキルの大半はチート級で特殊スキルとは比べ物にならないらしい
さっきこいつが《固有スキル》といったので俺は世界で少数の人間なのであろう
話を戻すが、さっき俺が手に入れた能力《文字理解》は俺が強く文字を理解したいと思ったから会得できたらしい。ほんとはこんなスキルなくたって3~4歳のうちに理解できる位にはなるのだが・・・・
まぁ、早めに理解して損はない
とゆうか気になることが一つ増えた。
(お前だれだよっ?!)
「マスター、先ほど言いましたように私は生まれながらにあなたのっ――――」
(いや、それはわかってるから、お前は何のスキルで何て名前か聞いてるのっ!)
「理解しましたマスター。私は導きのスキル。名前を《導く者=メンター》と言います。自分はマスターの僕であるとともにマスターを指導する者です。」
少し俺は残念だった。なぜなら魔法とかいろいろ使えるスキルじゃなくてただ教えてくれるだけのスキルだったから。
(はぁ、何?その《導く者》というのが俺の固有スキル?それだけ?)
「いいえマスターあなたにはもう一つの固有スキルがあります」
俺はすぐにその言葉に反応する。
(マジで?なになに!早く教えてよ!)
秘密を教えてもらう子供のように目をキラキラとさせる
メンターは期待に応えるためすぐに答えを提示する
「マスターのもう一つの固有スキルは《吸収》です」
少しの間沈黙が流れる。
(え?吸収?何、カー○ィみたいに相手を吸いこんで能力でも手に入れれるの?)
「はい。そういうことです。もっと詳しくいうと、相手が持っている固有スキルや特殊スキルを自分のものにするということです。」
(へぇ~なるほど。ただのチートですね。うん。はい・・・・・
えぇぇっぇぇ?それって倒したモンスターとか吸収したらスキルもらえるってこと?)
「はい、そういうことです」
とにかく俺は世界で少数の人間しか持たない固有スキルを生まれながらに二つ持った《指導する者》《吸収》俺はいまいちこの二つのスキルの凄さがよく分からなかったが多分凄いのだろう。
まぁ、少しずつ試していこう