御主中後書き。及びどうでもいい話。
えー、この場をお借りしまして、御主人様は中学生の後書き及び、今後の活動などを語らせて頂きたいと思います。拙作を読んだことのない人にとっては、何の面白みもない文章でありますから、見なかったことにして頂ければ幸いであります。
まず、御主人様は中学生。無事、とは言い難いですが完結させて頂きました。
ええ、はい。自分でもわかってます。ちょっと強引だったって。いっつも一ヶ月ぐらいじっくり煮詰めて、散々悩んで書いていたのを、勢いで三話分ほど一日で書いてしまったしわ寄せでした。
何故か、と問われると私事なので申し訳ないのですが、先日ようやく就職活動のほうが実を出しまして、脱フリーターとなりました。社会人になりました。
多くの作者さんが社会人でもあるのですが、文章系の仕事に就きたいと思っていたのが、どういう星の巡りかプログラマーという未知の職業に就くことになりまして、正直なところ、他のことをやっている場合ではないと判断したからです。
落ち着いてからゆっくり完結させるという選択もありましたが、かれこれ御主人様、初版(敢えて初犯と記したいところでもありますが)の第一話が五年も前に掲載されているという、こっそりと御長寿作品であったりします。年内完結を誓っていたのです。
故に、社会人になるまでの三日間で、私は完結を目指して寝食を放棄して、割とリアルに命を削りながら書きました。小説というのは落ち着いた精神と安定した環境が揃ってこそ書けるものでありますから、命を削ったら多少なり崩れるのは自明の理。後半の稚拙な部分は然るべき結果と言うべきでしょう。
と、偉そうに書いていますが、内心で「うはーッ」と言っていることに違いはなく、ちゃんと社会人として落ち着いたら加筆修正を施したいと切に願っております。とりあえず一端のプログラマーになること優先です。
私事優先と書くとたまに怒られるのですが、こっちも生活あるんです。もう貧乏は嫌です。明日の食事の心配なんかしたくないんです。
ひどい言葉で表すならば「金取ってるわけじゃねえんだから、私情にまでごちゃごちゃぬかすんじゃねえよアホタレ」となります。割とリアルに貧乏なので、せめて生活が安定するまでは「早く更新よろしくゥ!」みたいのは勘弁してください。書いてる人には嫌ってぐらいわかるんですが、五分で読めるようなものでも、数十倍の時間をかけて書いてるんです。
言い訳はこれくらいにしまして。
実はこれを書いている本日から社会人となりまして、新人研修なるものを受けて参りました。
その中でもコミュニケーション力の向上及び、相互理解を目的とした質問コーナーらしきものがありまして。
新入社員が三人ずつ前に立たされ、他の新入社員から質問攻めを食らうという、割と凶悪なコーナーでした。ハチロクでも危ういほどの。
ここから先は、解る人だけわかってくださいとしか言い様がありません。どうか、御理解のあるヲタな読者諸兄は、初対面の人間だらけの前で堂々と素直に質問に答えた私を褒めてやってください。
「好きな音楽は何ですか?
「JamProjectと、後はKeyの楽曲ですね」
「Jamの中では誰が好きですか?」(←こいつ話についてきやがった」
「水木のアニキと、影山サンですね。やっぱ」
「ヨシキさんとか」(←詳しいなオイ)
「福山サンもいいっすよね」
「人生を変えた映画とか、作品とかありますか?」
「Kanonっすね。小説なら壬生義士伝」
「……」
何人か笑いを堪えてた。知ってるなチクショウ。
「東方知ってますか?」(←すげぇ質問だ)
「勿論です」
「好きな曲ありますか?」
「ヘルプミー、えーりん」
「彼女いますか?」
「脳内になら30人ほど」
「最近のお気に入りはどんな子ですか?」
「男前な口調の読書家で、物怖じしない性格と鋭い眼が印象的な美人さんです」
「細かいですね」
「小説のキャラですから」
「渾名は何でしたか?」
「のっぽです」(実はワタクシ、193cmほどの身長であります)
一日目にして、これ以降、のっぽさんと呼ばれることに。
まあ、こんな感じのアホなやりとりをカマしてしまい、多分、女性陣からは相当にイタイ子だと思われただろうというような一日目でありました。仁科や高木のように、人生巧くはいきません。
こんな初日ではありましたが、明日からはキビしい研修スタートであります。暇を見つけては小説も書こうと思いますが、如何せん先の見通しがつかない状況であります。生暖かい目で眺めておいていただければと思う所存であります。