あなたがいなくても
あなたのなかの破壊衝動
わたしのココロは気付いているよ
煌めく流れ星は嫌い
なんて嘘をまたひとつついて
わたしを困らせようとするから
凄く困るよ
あなたのなかの誘惑
わたしは気付いてるよ
行きたいならソッチへ行けば
わたしはここで
ひとりさびしく紅茶など淹れてるから
待ってる訳じゃないの
暇をもてあますだけ
それなら
あなたが嫌いだと呟いて
わたしは
じぶんを守ってるね
これ以上
傷つかないように
もうこれ以上
ココロが壊れないように
あなたが彼女を見てるたび
彼女にむかって笑いかけるたび
ココロが痛いよ
傷むの
だからもうやめて
傷つきたくない
わたしはじぶん勝手
だから
もうあなたを見たくない
消えて
あなたがいなくならないなら
わたしがここからいなくなりたい
線路にむかい歩く
踏切が降りる
鐘が鳴る
音がする
飛び込む直前
あなたはいない
ここにはいない
わたしのそばには来てくれない
だからグッと踏みとどまって決意するの
クソなあなたなんかのために死んでやらない
きっとそれがただしさ
わたしのほしくない正論
だから、選んだ
だって
いくら傷ついても
悲しくても
あなたに会えなくなる
そのことにまさる仕打ちはない
あなたのなかのわたしへの想い
とっくに気付いてるよ……