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十二支伝  作者: 翼
1/1

ねずみ

森の奥の小さな小屋に子度は母と姉と3人で住んでいた。



時は幕末。


所は真夏の京。


じりじりと蒸し暑い京の山の奥深くに小さな小屋があった。

そこには母親と姉、そして1人の少年が住んでいた。

彼等は貧しいながらも幸せに暮らしていた。


父親は多額の借金とある刀を残し姿を消した。


少年はそんな父親をひどく恨んでいた。


母は身体が弱く家事は殆ど姉がやっており、少年は

そんな家族を自分が守ると強く思っていた。


「ただいま!」


今日も静かな山に元気な声が響く。


「おかえりなさい、子度。今日は何が獲れたの?」


床に臥せる母が微笑みながら身体をゆっくりと起こす。


「あっ、母さんはそのまま寝てて!今日は小さいけど猪が獲れたんだ!今日は鍋にしよう!」


少年、子度は担いでいた猪を降ろし、履物をぬいだ。


「そう、凄いわね。ふふっ楽しみだわ。」

母は優しく微笑んだ。

「あ、子度!おかえりなさい!」

家の裏から姉がひょっこり顔を出した。

「姉ちゃん!あ、今日猪を獲ったんだ!鍋にしようよ!」

「いいわね!じゃぁ子度、薪を切りに行ってもらっていい?」

「わかった!」

そう言って子度はまた山に入っていった。




ありがとうございます!


また、よろしくお願いします!!

twitterもやってます!


小説垢→@00ieo2



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