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12、秘密主義?私にかかれば無意味だわ。
「ね~え?あなた?歳は一体いくつなの?」
『えっ30代後半です。』
「どこから通ってるの?」
『川の向こう側からです。』
「ご実家から?」
『はい。』
「どうして結婚しないの?」
『・・・母親の体調があまり良くないからです。』
「結婚に興味ないの?」
『ありますけど・・・まあ、いい出会いもあまりなくて。』
「そうなの~。それで独身なのねっ!でも残念ね!ここには、独身は、いないの。3人だけ。あの子とぉ~あの子とぉ~あの子だけなの。残念ねぇ。」
『そ、そうですか。それは・・・残念(?)です。』
「この子なんかあ~、この間、二人目が生まれたばっかりでえ~男の子だったのよ?」
「ちょっと、ぬ~まさん、なんでそんな個人情報をペラペラしゃべってるんですかっ。」
「ええ~?だあってぇ~みぃ~んな知ってるじゃない?」
「知ってても!知ってても!個人情報!」
「え~?意味ないのにぃ~。」