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第60話コロッセ編4

 祝1万PV!

 朝早い時間の更新や自分の駄文もありここまで来れたのも皆さんのおかげです。

 「スタート!」


 「はあああああああああああああ」


 司会のスタートの声と同時に駆けだした。


 「「「はああああああああああああ」」」


 俺以外の連中もスタートの声と同時に一斉に駆けだした。それぞれが自分の近くにいる相手に向かって戦いを挑みにいっている。すでにぶつかり合って敗れてしまったものもいる。それだけ他もレベルが高いというわけだ。


 「やられろおおおおおおおお」


 俺の目の前にも強そうな男が現れた。大きな鎌を手に持った大男であった。上半身は裸でありそれで筋肉質な肌を見ることができた。


 「っ、あぶねえ」


 俺は大男が鎌を思いっきり俺の向かって放ってきたが間一髪で体の軸をずらして避ける。おかげで大男は鎌を勢いをなくせず地面に向けて放ってしまっていた。地面に向けて思いっきり放ったので刺さってしまい大男は動くことができなくなっていた。

 これはチャンスであった。

 俺は思いっきり大男を殴り飛ばす。


 「はああああああ」


 「ぎゃあああああああああああああ」


 ばっちゃん

 大男は見た目によらず思いっきり吹っ飛んでフィールドの外の堀に落ちてしまった。その時に発生した水の音がここまで聞こえた。


 「おおおおおおおおおおおおお」


 俺がその大男を倒すと同時に観客席から大きな歓声が上がった。


 「おおおお。これはすごい! 優勝候補の1人を無名の新人が倒したぞおおおおおおおおおおお」


 司会が異常なテンションで実況をしてくる。それにつられて再び観客席からは大きな歓声が上がる。

 俺はその様子を見て性に合わないが照れてしまった。というよりも、驚いたことはさっきの相手が優勝候補だったということだ。……強かった、か? 疑問に思ったが気にしたら負けだ。

 俺は再び予選を勝ち上がるため1人また1人と参加者を倒していく。完全にこの予選は俺の独壇場となっていた。無論、俺以外にも強い奴がいた。俺は少しは苦戦もしたがそれでも負けるようなことはなかった。


 「終了!」


 司会者が終了の合図を出したころには狭いフィールドには100人近くの参加者が最初はいたがすでに20人程度にまで減っていた。

 俺は周りを見てみる。流石に残りの20人は今まで戦ったような奴らとはかもし出す空気が違った。……これは想像以上だな。俺は他の奴らを見てそう考える。ここから先は楽ではない。だからこそ気持ちを新たにして挑まなければならない。


 「それでは予選突破のみなさん。疲れているかもしれませんがこれより第2試合の説明とさせていただきます」


 司会者が俺達の目の前にやってきた。俺達はお互いをけん制してからそのまま司会者を見る。


 「ええ、第2試合からは純粋なトーナメント戦に移させていただきます。それではこれよりくじを引いてください。もちろんここからは予選シード組も参加します。覚悟してください」


 司会者がそう言うと闘剣場の戦闘フィールドへの入り口の奥からものすごい殺気と迫力をもった参加者が現れた。彼らが先ほど司会者が言っていた予想シード組なのであろう。そして、その中にはお目当ての……


 「ヒデーキだあああああああああ」


 「きゃああああああああ」


 「いけええええええ」


 ヒデーキもいた。

 ヒデーキの入場と同時に観客席の盛り上がりはさっきの俺の時のとは比べ物にならないぐらいになっていた。


 「……ヒデーキ」


 あいつが。俺は目の前に現れたヒデーキという男をじっくり見つめる。ヒデーキは上から服を着ているのにものすごい筋肉があることが分かった。がたいがいい。そして、何よりもオーラが違う。他の入場してきた誰よりもだ。

 ゾク

 俺は体が震えていた。

 勝てるのか、俺はこいつに。そんな風に思わされてしまった。だが、勝たなければならない。何としてでもだ。

 俺がそう思いながらヒデーキを見つめているとそれに気付いたのかヒデーキが俺に向かって歩いてきた。その距離はとても近くになった。そして、そのまま俺の横を通り過ぎようとしたときにボソッと小言で一言だけ俺に向かって発した。


 「……俺は強い奴なら歓迎だ。楽しみしている」


 それだけ言い残すとそのまま歩いて行ってしまった。

 俺はその言葉で余計にやる気になってしまった。こうなったらもう負けられない。

 その後、トーナメント表が発表されて俺はヒデーキと戦うには決勝まで生き残らなければならないことが分かった。

 まあ、それぐらいまでしないと価値はない。まずは最初の一戦に集中していこう。最初の試合で負けたらすべてが終わりだ。


 「それではトーナメント第3試合。驚異の新星ナヲユキ対これまた謎めいた新人。予選では目立ったことはしていないが予選を突破した女性ゴンミ。さあ、どっちが勝つのでしょうか!」


 俺の試合が始まろうとしていた。

1週間ぶりです。さて、今回までどうにか1週間更新はできています。良かったです。さて、来週はどうなるかわかりませんが頑張りたいです。私のもう1作二級魔術師のギンもよろしくお願いします。

                     2014年4月26日。

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