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祖竜事変記(旧題RPGーこれが僕らの冒険譚)  作者: 騎士星水波
第3章始まりの章ー連合国サイドー
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第30話イヴ編4

 「まったく、僕の分身を殺してそんなにおもしろかったかな」


 「ぶ、分身だと!?」


 タカタクが驚いていた。俺も言葉の意味を理解することができなかった。


 「そうだ、僕の魔導器『アンティークシューター』の属性は風なんだがこいつは少し面白くてね、幻影という技が使えるんだよ。まぁ、名前の通り自分の分身を作りそのまま戦わせることができるんだ。そいつには意志が一応は存在するがオリジナルほどは強くない。でも、ある程度の強さで戦えるんだ」


 だから死んでいないよ、とナルノリは俺に対して付け加えた。

 タカタクはその言葉を聞いて逆に目がギラギラと光っていた。まるで、飢えたオオカミのようだ。


 「ふん、じゃああれが本気ではないんだな。本気の第二形態を見せてもらおうじゃないか」


 「第二形態?」


 何だ? その第二形態というのは? 俺はその言葉が引っ掛かり疑問に思ったがナルノリは………。


 「僕は戦わないさ。お前にとどめを指すのはタークだ。いいよなそれで」


 俺に向かって合図を出してくる。俺もそれに応える。


 「ああ、大丈夫だ」


 今の俺は落ち着いている。だいじょうぶだ、勝てる。いや、勝つんだ。


 「いくぜ、タカタク」


 俺は大剣を構える。タカタクは不気味な笑みを漏らし銃を俺に向ける。

 まず、俺はタカタクに大剣を突き刺すように見せかける。突き刺すと思ったタカタクは銃口を引きバンという音を出した。しかし、俺は大剣で銃弾をはじいた。これには、タカタクも驚いていた。まさか、避けられるのではなくはじかれるとは思ってもいなかっただろう。

 俺は、タカタクの背後をとる。


 「烈火刃っ!」


 タカタクに向けて大剣を刺した。が、避けられた。続けて何回も大剣を突き刺す。何度も突き刺す。しかし、そのどれも避けられた。俺は一回間合いを作ろうと引き下がった。すると、銃口を向けられバンという音が鳴り響いた………が、俺は避けた。


 「はぁぁー、穿ち月!」


 俺は素早くタカタクの前に踏み込んで大剣を抱えたまま突進した。


 「ぐっ」


 さすがのタカタクもこれには避けきることができなかったようだ。とどめといくぜっ! 俺は、タカタクに向かって大剣を突き刺した。これで終わりだぁぁぁぁぁ!


 

久しぶりの更新です。分量は少なくなっています。

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