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死神の憂鬱  作者: 椿
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線路

線路見るたびにいつも思う



ここから一歩踏み出すとどんな景色が広がっているのだろう


死んだら私達はどこに行くのだろうか。

この世に天国と地獄があるのなら、私は地獄に行きたいかな


天国に行けば平和で穏やかな日々を過ごすのだろう。

だけど平和は人を駄目にする。

平和があるから退屈になって、そこから面白いことを探すために人は悪へ魅力を感じてしまう。


「悪」とは人が生み出した魔物だ。


『オモシロいことないかな_』


なんてこと口に出す私も悪なのだろうか




カンカンッと響き渡る踏切の音に高鳴る鼓動



列車の到着を知らせる軽快なメロディ


貴方のご希望通り連れていくよ


『お疲れ様』


ニコッと笑って彼女の前に立つ


すると彼女はまるで恐ろしいものでも見たかのように目を見開いて

「死にたくなっ_」



ごめんね。最後まであなたの言葉聞きたくないんだ。



いいなぁ。私も死にたいよ






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