雑務
短いです
「ネレさん、起きてください。6時ですよ~」
クソっ、全然起きない。昨晩はネレさんと同じ部屋で寝れるもんだから、何かそういうことがあってもおかしくないんじゃないか?と内心ウキウキして全く寝れなかった!しかもほんとにただ同じ部屋で寝ただけだ!彼女にはこれからも振り回されるんだろう・・・。
「あぁ、もう朝か、ディーン君ありがとう」
これは、まずい、見てはいけない!ネレさんの寝巻が少しよれかかって谷間が見えそうになっている!見ちゃだめだ!見ちゃだめだ!見ちゃだめだ!見ちゃだめだ!見ちゃだめだ!!
「あっ・・・」
ようやく自分の淫らな姿に気づくネレさん、そして寝巻を直し、目を細めて言う。
「見たな?」
「見てないです!!」
「ハハハ、まあいい。私は朝礼に出る準備をする、そこで着替えてくるから・・・覗くなよ?」
「覗きません!!」
「あっそうだ。私が朝礼に出ている間に、風呂と食事の準備をしておいてくれ。風呂は大浴場を使うつもりだから、使いの者に準備するよう伝えておいてくれ。食事も同様だ。後、窓の前の机の上の書類、今日中にすべて横にあるハンコで押印しておいてくれ、一様すべて目は通してあるから、よろしくな」
「えーと。わかりました」
と、一通り指示を出すと、早々と行ってしまった。
はぁ、と机のほうを見つめる。
そこには山積みになった書類が無造作に置いてある。
「長い一日になりそうだ・・・」
どうも