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下町とニア  作者: oga
19/25

戦闘

「もう一発!」


「おまっ……」


 手から波動砲が発射される。

ドオン、という音と共に、地面に穴が空いた。

同時に、尻もちをつく。


「おま、あっぶねーだろ! 至近距離でやるなっつの…… しかも、一日一発じゃねーのかよ」


「予備バッテリーを持ってるんだ。 でもこれで正真正銘、もう撃てない」


 ガシャン、と腕の皮膚が外れて煙りが立ちこめる。

でも、何で地面に穴を開けたんだ?


「早く下へ。 敵が集まってくる」


 







 真っ白な壁面。

そこに取っ手がついていて、何かがしまわれているようだ。

試しに一つ引いてみると、映画に出てくるような黒光りしたライフルが姿を現した。


「武器庫かよ」


「早く武器を選んで、階段で10階を目指そう。 そこにサーバー室がある」


「武器っつったって、俺、一般人だぞ? 使ったことねーし……」


 一体、どんな武器が最適なんだ?

銃を選ぶにしても、ハンドガンタイプがいいのか、乱射できるマシンガンタイプがいいのか。


(こんなことなら、FPSとか、そういうゲームやり込んどくんだった……)


 後悔先に立たずだ。

異変に気づいたのか、入口に立っていたであろう警備が声を張り上げる。


「内側から爆発音がしたぞ。 誰かいるのかっ」


「おにい、何でも良いから武器を取るんだ!」


 そんな二アは、モン〇ンにでも出てきそうな身長くらいある大剣を手にしている。


(オメーはビジュアルで選び過ぎだろ!)


 あんな扱えない武器じゃ意味が無い。

俺は、肩がけのサブマシガンとカートリッジをいくつか手に取り、ケツポケットにねじ込んだ。

扉が開け放たれる。


「キサマッ」


「うおおおお……」


 俺は、トリガーを引いて銃を乱射した。



 



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