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カニバリズム  作者: 檸檬。
6/13

〜ご〜常日

「合計で、2352円です。」

なんて、半端な。と思いながら、2352円をぴ ったり出してカゴを取る。

店員が、レシートは?と声をかけてきたが、いらないと答えた。

家の近くのスーパーでも、安く物が売ってると有名だ。今日はカレーを作る。我ながら、カレーのルーを使わず、スパイスから作る自家製カレーは美味しいと思う。

明日からは、仕事だと思うと憂鬱だ。

スーパーの袋を自転車のカゴに入れる。

そういえば、自転車っていつ乗れるようになったんだっけか?確か、4歳か5歳?全然覚えてないな。日本人の100人に1人くらい自転車に乗れない大人がいるらしい。自分は、99人の方の1人だ。

最近では、ペダルのない自転車で子供に練習させるらしい。ご苦労なことだ。でも、そんなことよりはやくカレーを作りたい。そして、食べたい。


さて、それでは!

野菜の下準備!

人参、じゃがいも、玉葱を用意して、

むいたり切ったりします。

1人で言って恥ずかしくなってきた。お料理教室かよ。気を取り直して、カレーを作る。

あっ、大事なお肉を忘れてしまった。そうだ、牛肉か豚肉か鶏肉か、とりあえず、安いお肉を買ってこようと思ってたんだ。忘れてしまった。

仕方ない。カレーに使おうと思ってなかったが、骨つきお肉を使おう。美味しいお肉は後でって取って置いてる間が長く、結局たべれないことがある。きっと、今食べたほうがいいぞということだろう。

冷凍庫から、小さく切って冷凍保存してあるお肉を取り出す。骨が付いててカレーで食べるのは少し大変かもしれない。まぁ、お肉自体はとても美味しいからカレーにはぴったりだろう。

やはり、出来上がったカレーは我ながら美味しくて二回もおかわりしてしまった。

明日の朝と、会社で食べる分の、カレーだけ残して鍋に蓋をする。


美味しいカレーの後は、もちろん、ビール。

日本酒もいいが、実家から送られてくるうまい日本酒は飲み干してしまった。それ以外の日本酒はあまり飲んだことがなかった。新しいのは怖いから未だに挑戦できていない。

右手にビール左手に冷凍枝豆をもって、テレビの前に行く。

あまり売れてない若手芸人を特集したお笑い番組を見つけ眺める。お笑いはとても好きなのだ。

売れてない芸人は、共通して皆、大して面白くなかった。今後、面白いネタを思いついてたくさん稼げるようになればいいなぁ。心にもないことを口に出す。

売れない奴は売れない。面白くない奴は面白くない。存在価値がない奴は存在してはいけない。世の中、結局そんなもんなのだ。


テレビもつまらないものになり、ビールも飲み終わったので、万年床ではあるが、自分の中では1番好きな布団に潜る。やはり、掃除したほうがいいか?次の休みは一週間後か。万年床脱却を目指そうとまたもや、思ってもないことを口にしてしまった。

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