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枕の下に 希望の上に(4)

自己モジュール

頓狂の匂いを

面白く眺める八百万の目

小袋の中で

割られた煎餅

頬張りながら

芒の間の風を

音と共に軽んずる

痛みのない鰯雲

指揮者のいない虫の音




時代を読む奴の馬鹿さ加減に

笑いというより呆れた顔になる

既に過去だから

定義できる物が時代だ

そんなに現代史が好きだとは

知らなかったな




街中のアナリストに

運や運命の言葉は効かない

数字の上で

お月見しているのさ

通り過ぎていく

今という時間に

求められた者から

時代になる

運や運命と言わずに

何と言い切れるのか




社会のニーズに応えてって奴の

愚かな社会への近付き方は

ニート以下みたいだ

偶発的に生まれるニーズに

応えられる人間なんかいない

懸命にやっていた事が

偶然にも

応えられる形になっていた

ただ それだけだ




街中のオプチミストに

言葉で騙されてはいけない

良き行いの上で

お月見しているんだからさ

通り過ぎていく

今という時間に

求められた者から

ニーズになる

偶然や

たまたまと言わずに

何と言い切れるのか




一瞬を掴むために

やっているのだと

理解できないならば

意味はない

自分の物だと

確定できなければ

意味はない

誰かに迎合しながら

数字を見ているから

出来なくなっていると

何故 思わないのか

思えた人から

運を掴んだりしているのにね




街中の人間に

自分を決められてはいけない

他人は他人を見て

お月見しているのさ

通り過ぎていく

今という時間に

求められた者から

自分の物になる

運や運命と言わずに

何と言い切れるのか

偶然の力は

人間には操れない






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