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ずっと好きだった人

作者: 幸多

ずっと一緒にいてくれる?そう聞いたのは彼だったのに彼は私の目の前からいなくなりました。



「なにが一緒にいてくれるぅ?だよふざけんな!!」

「まぁまぁ落ち着きなよ」

「無理!」


あぁもう腹立つなんでこんなことになったのよ

むしろなんで私がふられたことになってんのよおかしい、こんなの絶対おかしい


「あいつが先に浮気したんだよ?」

「それは知ってる」

「なのになんで、俺こいつと付き合ってるからごめん、・・・・・やっぱふざけてるわー」

「あんな男やめときなって言ったじゃん」

「わかってるわよ・・・」


あいつが最低な男だって知ったのは昨日

元々女の影はあるな、とは思ってたけど好きになってしまったのはしょうがない

私に告白してきたときもまだ付き合ってる女がいたらしい。なに?そんなに女泣かせて楽しいわけ?

女なめてんじゃないわよ


「どっかにいい男いないかなぁ」

「それは自分次第よ」

「今度好きになる人は誠実な人ね」

「がんばんなさい。それじゃ、私デートだから」

「結婚式には呼んでね」

「ばっばか!まだはやいわよ」


まだって・・・結婚するつもりねあんた

彼氏が待ってるからと言って走っていった友達

いいなぁ羨ましいなぁ私も彼氏ほしいなぁ

どっかにいい男落ちてないかしら


「いい夢見れたし、さぁ明日もがんばりましょ!」


人の夢と書いて儚いって読むらしいわ。まさにその通りね

あいつと付き合って、嘘でも甘い言葉を吐いてもらって、本当にいい夢だったわ

まぁ騙されたことについてはちょっとイライラするけどそれでも楽しかった



「さようなら好きだった人」


その日私は髪を切った


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