チャプター20 ファルコンマンは幼馴染
街でロドリゲス刑事は警官たちと、市民を避難させていた。
橋をバリケードで封鎖する警官たち。
警官たちに必死に助けを求める女性が居た。
「息子がまだ向こうにいるのよ!逃げる途中ではぐれてしまって・・・息子を助けて!」
ロドリゲス刑事は冷静にその女性に言った。
「SWATが救助しますから、安心してください!」
彼が言った途端、ジェットサイクルが橋を飛び越えていった。
ロドリゲス刑事は言い直す。
「ファルコンマンが助けに行きますから、安心してください!」
ファルコンマンが橋を飛び越えた先は、逃げ惑う人々とトラックでパニック状態だ。
逃げ遅れたメアリーが男の子とともに走っている。
「メアリー!」
ファルコンマンはメアリーのもとへと走っていった。
「ファルコンマン!」
「もう大丈夫。SWATが救助に来るから。」
ファルコンマンがそう言うと、SWATのヘリが到着し、人々を救助し始めた。
ヘリに乗り込むメアリーと男の子。
SWATの隊員がファルコンマンに聞く。
「ファルコンマン!どこへ行くんだ!」
「止めに行く!こんな状況、放っておけない。」
そう言って、ジェットサイクルで去ろうとすると、メアリーが止めた。
「待って、写真を!バッグからカメラを取り出そうとすると、ファルコンマンは言った。
「写真なんて撮らなくてもいいじゃないか。君の瞳に写ってる。いつもね。」
ジェットポーターで走り去っていくファルコンマン。
上昇していくヘリの中でメアリーはつぶやいた。
「トビアス・・・トビアスなの?」
メアリーには、ファルコンマンの正体がわかっていた。
混沌の中を走るファルコンマン。
スピードを上げて走っていると、物陰から何者かに襲われた。
転倒してしまうファルコンマン。
転ばせた相手は、クレイジータイガーだった。
「ハヤブサ野郎。俺が相手だ。」
刀で挑みかかってくるクレイジータイガー。
素早く避けるファルコンマン。
「動物園から脱走したトラか。」
「うるせえ。それより、すんなり逃がしてくれるなんてお前の友達(ロドリゲス刑事)の部下は親切な警官だな!」
「彼らはあんたのボスに金で雇われただけだ。勘違いするな!」
「フンッ。お前の正義とかいう信念にはイライラさせられるよ。」
襲い掛かってくるクレイジータイガー。
ファルコンマンは回り込み、膝蹴りを喰らわせる。
怯んでもなお刀を振り続けるクレイジータイガー。
それに対し、ファルコンマンは飛び蹴りを喰らわせた。
刀を落とすクレイジータイガー。ファルコンマンはクレイジータイガーを地面に倒すと、奴のマスクを取り、何度も殴りつけた。
「あの男はどこにいる!」
「知らねえ!」
「とぼけるな!」
「仕方ねえな、言ってやるよ。奴は空港に向かってる。急がないと奴は逃げちまうぞ。」
クレイジータイガーのマスクを取られたキョウジは観念して、マスクの男の居場所を教えた。
上空から、ロドリゲス刑事の乗ったヘリがやってくる。
ファルコンマンは、そのヘリに叫んだ。
「奴を頼む。俺は黒幕を追うから!。」
ファルコンマンはジェットサイクルに乗り、走り去っていった。
残されたキョウジは、ロドリゲス刑事に手錠をかけられた。
応援に連行させ、ロドリゲス刑事はヘリに乗り込むとパイロットに言った。
「ファルコンマンを追ってくれ!」
上昇するヘリコプター。




