チャプター11 爆破事件
一方、街にあるカジノではキョウジが酒を飲みながら、構成員と日本語で話をしていた。
「シンダッコの奴、割と簡単に応じやがったな。」
「アニキの気迫にビビったんすよ。」
構成員がそう言うと、キョウジは大笑いし、構成員も同じように大笑いした。
「シチリアのゴミどもに金取られたら溜まったもんじゃねえからな。この街は俺たちのものだから。」
キョウジはまた大笑いした。
突然、キョウジの携帯に電話がかかってきた。
「もしもし。おお、アツコか。何だと?わかった、すぐ行く。待ってろ。」「どうしたんすか?アニキ。」
「家に爆弾が送られたらしい。アツコが危ねえ!」
キョウジは拳銃を持って車に乗り込んだ。
構成員たちもそれぞれの車に乗り、アツコの居るアパートへと急いだ。
アパートに到着すると、爆発で粉々になり、火災が発生していた。
既に、警察や消防が駆けつけており、野次馬がたくさんいた。キョウジはアツコが死んだ悲しみのあまり、叫ぶことしかできなかった・・・。
現場には、ジャーナリストのメアリーとレイも取材しに来ていた。
「今回はスクープだよ。」
「人が死んでるのよ?スクープなんて言葉は慎みなさい。」
メアリーは、レイにピシャリと言った。
現場には、ロドリゲス刑事も捜査のため訪れていた。
制服警官に尋ねるロドリゲス刑事。
「通報は?」
「向かいの病院からです。」
警官が言うと、破片などを見て言った。
「酷いな・・・犯人は?」
「シンダッコファミリーだと思われます。」
「シンダッコ?偉い奴にやられたな・・・ここを爆破するのに何か目的でもあったのか?」
「このアパートには、イシイ組の夫婦が住んでいましたが。」
「狙いはその2人かもな。シンダッコとイシイの間で何かトラブルを起こしたのかも・・・」
ロドリゲスは推測する。
数分後。
シンダッコの経営するホテルで、キョウジとシンダッコが話をしていた。
「金の代わりが爆弾か?お前のせいでアツコは死んじまったんだぞ!」
「そんなもの私には関係ない。お前らのような米食い虫にやる金は無いからな。ここはわしのホテルだ。今すぐこの場所でお前の頭をぶち抜いても何も起こらない。警察を回収しているからな。どうあがいても無駄だ。」
シンダッコはキョウジに銃を向ける。
キョウジは、座っていたイスを蹴り、「行くぞ!」と、構成員を連れてホテルから出た。
シンダッコは、タバコを吸いつつ、微笑んだ。




