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冷やし上手な彼女  作者: カラスヤマ
20年後 長女『モモ』彼氏と同棲しています!
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「夕飯はシチューだから……コレとコレと…アレも買わないと」


「あーーっ! ダメだよ。ちゃんと商品を見ないと」


「……どれも一緒でしょ? あっ! ジャガイモ」


「一緒じゃありませんっ! お買い物なめないでよ。一つ一つ鮮度も違うし、産地によって特徴もあるんだから。タツ君は、あっちで海ちゃんとお菓子を選んでて」


「……そんなにプンスカしなくても良いだろ」


「ギぃッ!!」


「っ!? ごめんなさい!! すぐ行きます」


『……パパ。またママに怒られたの?』


「うん。あっちで一緒にお菓子見てよう。芋けんぴあるかな? 好きでしょ?」


『……けんぴっぴ…大好き』


「お菓子食べ過ぎると、またモモちゃんに怒られるから一個にしとこうね」


『うん。あっ!? 新商品の棒チョコもある』


「外国製の固~いグミないかなぁ。歯を全部持っていかれそうなヤツ。あれ、好きなんだぁ。でも名前が思い出せない。何だっけ……」


『プリズングミ(ブ独房味)のこと?』


「違う。それは、棚に戻してきて。あ~……食感しか覚えてないよ~。う~~~もどかしいぃ」


「はい。コレでしょ?」


「あぁっ! それだ、それ!! 良く分かったね、モモちゃん」


「タツ君が好きな物は何だって分かるよ。だって……。私は、あなたの妻だから」


「モモちゃん。さっきは、ごめん。これからは、買い物のやり方もちゃんと覚えるね」


「私の方こそ、ごめんね。手伝ってくれてるのに……。ごめんなさい」


「帰ったらさ、僕も料理手伝うよ」


「気持ちは嬉しいけど、家のお皿がなくなっちゃうから大丈夫だよ~」


『パパの分まで、私が手伝います』


「海ちゃんが触ると、冷蔵庫とかコンロとか機械製品がすぐに壊れちゃうから、とりあえず大丈夫だよ。ありがとう」


『…………』


「……………」


「二人して、そんな悲しい顔をしないで」


「じゃあ、洗濯っ!」


『お風呂掃除ならっ!』


「大丈夫でーーす」


『……………………』


「………………………」


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