第1話 兆し
新連載です!!更新は不定期です。
魔歴1019年、世界は二つに分かれていた。魔物勢力と人間勢力である。これをキリルと、サンルという。しかし、次第にキリル軍がサンルの都市を奪うようなっていった。
時は流れて魔歴2019年人々は遺跡に記されていた、勇者の誕生を願っていた。サンル国はすでに全盛期である1039年の時の領地の大きさは十分の一となっていた。そんな時に、ある男子が誕生した。その男子はカルトと名付けられた。
そして、カルトは十八歳になった時に自分の運命を聞かされる。
2030年たくさんの仲間を持ったカルトはキリル軍の奴隷となっていた人間たちを解放し見事に魔王を討ち果たし、サンルの世界統治は確実だとどの種族も思った。
そして、カルトはただ暴力だけの統治はいけないとキリルとサンルの間で、金輪際戦争をしないという和睦協定も結ばせた。
サンルとキリルの合併された国の名前は英雄カルトの名前と二つの名前を組み合わせてカサリと名付けられた。
しかし、この協定もいつかは破棄させれてしまうものだった。
2237年2月26日名ばかりの和睦協定で奴隷扱いされていた魔物が首都キリングを乗っとる。それを発端として数々の奴隷扱いされていた魔物たちが反乱を起こし、国は二分されてしまった。これが俗に言う2・26事件である。魔物軍はキリルと人間軍はサンルと名乗った。
2300年世界全体を統治したキリルは高度な文明を生み出し、地方の人間の村々を絶望絵と落としていった。しかし、魔物たちキリル軍は知らなかった。人間は何かに希望を見出したくなり、またそれに応えようとして成功してしまうものだと言うことを。
あの2・26事件から、100年後の2337年2月26日にある1人の男子が生まれた。人々はその子に希望を抱きカルトと名付けた。
「ふぁ〜あ。」「どうしたの、カルト。」
「クリルこそどうしたのさ。いきなり聞いていて。」「だってカルト大きなあくびしてたんだもん。」前置きが長すぎたのである。
「何か言った?」「いや、なんでもないよ」
クリルは僕と同い年の近所に住む、女の子である。
「今日は成人する日なんだからしっかりしてね。だらしないのが私と同じ歳だなんて村の人に笑われちゃうわ」成人式とは18歳になったら僧侶に神様のお告げと力をもらうものである。
ちなみにこの世界は魔物の統治かに覆われているためある程度の力がないと世界を旅することはできない。
「さぁいこう。」「うん、行こうか。」
そして今日が僕の第一歩なのである。やっぱり親の商売を手伝える力が欲しいな。
もう一度言います更新は不定期です。‼️